妄想暴走プロジェクト・オニヤンマ編

日々、ちょっと思いついたこと、疑問に思うこと、こうしたらいいんじゃないかと思うことを口にすると、大概は浅はかな、幼稚な印象を持たれます。正に「大人しく」することが大人たるものの条件、といった思い込みがあるようですが、自分が歳をとって痛感するのは、世間の大人たちも大したことを考えていない、ということです。

現に私が「この問題はこうすれば改善するんじゃないか」という話をするとします。その時に「それで上手くいくなら既に誰かがやっているはずだ。そんな話を聞かないということは、そのやり方は実行不能なんだろう」というような反応は珍しくありません。ところが何年かすると、まさにその手法をテレビで紹介していたりするのです。

これは別に私の発想が優れている、という話ではありません。所詮、凡人の考えなどは似たようなもので、行動力の有無が雲泥の差を生む、という例です。大多数の人は、それをやりさえすれば自分にとって有効だと分かっていても、中々、行動にまでは移せません。これは忙しいとか暇だとかとは関係のない話です。

そんなわけで、「妄想暴走プロジェクト」と名付けて、とりあえず発表する、という行動くらいは起こしてみよう、と思いました。幼稚と思われるのは覚悟の上です。ちなみに「幼稚力」というのも可能性を伸ばすキーワードだと思っています。

今回、提案するのは「オニヤンマの養殖」です。

あまり知られていないかも知れませんが、オニヤンマは世界最大の蜂であるズズメバチの天敵です。毎年、スズメバチに襲われた、というニュースを目にしますが、巣に近付かない、とか巣の駆除をする、という以外に対応を聞きません。私の印象では、最近はオニヤンマも減っているのですが、もし、あちこちに既にあるビオトープや学校の池、湧水地などでオニヤンマをヤゴから育てれば、多少でもスズメバチ被害が減る可能性があるのではないでしょうか?小学校でヤゴを育てる活動をすれば、鮭の稚魚を育てて川に放流する、というのと同じ教育効果に加え、スズメバチから身を守る可能性もある、一石二鳥の事業だと思うのですが、いかがでしょうか?

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