空中散歩への挑戦2

空中散歩映像用の手振れ補正装置を作ろう、ということで、小型のジャイロ式スタビライザーを製作することにしました。

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高価なセンサーなどは一切なし。昔ながらの船舶用揺れ防止装置の小型版、というイメージのもので、もちろん、できるだけ安価に仕上げるのがテーマです。手作りの道具というのは高価な装置の7割くらいの性能を、10%以下の金額で達成できてこそ痛快な訳です。

今回は本体ケースとして、100円ショップで売られていた弁当箱を選びました。箱の内部に電池ボックス、モーターを入れた上で、箱一杯にジャイロの要になる円盤を用意。これは弟に頼んで、廃品の樹脂ブロックを旋盤で切り出してもらいました。円盤を回転させるモーターは一般的な工作用ではなく、ミニ四駆用のものから選択。スペックを見ると、全然回転数が違うんですね。駆動にはギアの類いを一切使わず、モーターからのダイレクトドライブ方式にします。その他、金具の類いはホームセンターで購入。

組み立てを終えて起動させてみると、確かに箱の慣性が大きくなっていることが感触として分かります。装置を手にもって空中で向きを変えようとすると、軽く抵抗があって、向きが変えにくいのです。これが慣性が大きくなっている、ということです。

しかし、装置にカメラを取りつけて歩いてみると、ブレを押さえ込むほどの慣性が作られてはいない様子で、テスト撮影をするまでもなく効果が出ていません。

ジャイロの回転数を上げるのが解決策の一つなのですが、小型の3ボルト用モーターでは限界があります。通販で380モーターを注文しました。主にラジコン用のモーターで、ミニ四駆のものよりかなり強力な筈です。モーターが届き次第装置を改良して、週末にテスト撮影にこぎ着けたいと思います。

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