低予算で本格B級モンスター映画を作る方法(2)・モンスター制作2

「7日間でB級モンスター映画を作る」というプロジェクトの一環。

先日、塗装前の段階まで作業を進めたモンスター制作。(記事はこちら

その続きです。
針金をくねくね曲げて、石粉粘土をくっつけます。
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この石粉粘土、一時期、100円ショップから姿を消して心配してましたが、
最近またよく見かけるようになりました。
手芸店で売ってるような高級品質のものは10倍近い値段をします。
そんな高級なものは作らないので、100均商品で充分なんです。
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これは何かと言うと、背中のヒレなのです。
このモンスターは爬虫類のような魚類のような良く分からないキャラクターです。
ヒレはイグアナやトカゲの仲間にもありますし、魚にもあります。
無駄な突起があるほうがモンスターらしいかな?という理由で付けてます。
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ようやく塗装です。
普段は水性アクリル絵の具を筆で塗ることが多いのですが、
今回は相手がウレタンなので、筆じゃ塗れません。
弟からもらった、お古のエアブラシを久々に使用。
でも、塗料は水性アクリル絵の具です。

色は迷った末、「オニオコゼ」とか「オニカサゴ」といった
磯に棲む魚をイメージして、赤黒くする事にしました。

欧米では普通、モンスターは緑系が一般的だそうです。
初代ゴジラも、モノクロ映画ですが、アメリカ人は
頭の中で緑色に補正して見ていたそうです。
まず、全体を赤く塗っていきます。
シーケンス 01.Still002
メリハリを付けるために黒っぽい色を重ねていきます。
シーケンス 01.Still003
大体、こんな感じ。
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後で細かい塗装は足すつもりですが、とりあえず今回は、
モンスターの工作がメインでは無いので、この辺で一段落とします。
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ちなみに「7日間でB級モンスター映画を作る」というプロジェクトは、MVG作品としてショートムービーを作るのが前半の第一段階。
第二段階では希望者が好きな役を選んで、出演者として映画に登場してしまうためのイベントとなります。
どうしてそんなことが出来るのかは、おいおい明らかになっていきます。
続報に請うご期待!

(B級モンスター計画の関連記事をまとめて読むならこちらから)

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観て楽しむだけの映画から、作って楽しむ映画へ。
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一方、近年の「大人の塗り絵」「手芸キット」の人気商品は、同じ創作系の趣味でありながら、すでに下準備が出来ているため、仕上げの工程を気軽に楽しめるものです。創作欲を持った人の入門用商品として優れています。

そこで、「映画制作の入門キット」として「すでに完成した映画に、後から主演する」ということが可能な作品を作れば、極めて少ない負担で自分が映画に出演する体験を楽しめるだろうと考えました。
その第1段階として、「後から出演者を差し替えられる仕様での、ショートムービー制作」を開始したのです。

本書は、その制作過程をリアルタイムで記録してまとめたものです。7日間は以下の内訳です。

・1日目 企画会議
・2日目 シナリオ作成
・3日目 背景撮影
・4日目 絵コンテ作成
・5日目 グリーンバック撮影
・6日目 編集1
・7日目 編集2・仕上げ

このほか、工作系映画ならではの、数々の小道具制作のメイキング解説などを、各章に「番外編」として掲載しています。

一つのプロジェクトの読み物として楽しむだけでなく、本格的なストーリー系創作者を志す方、工作系創作者の方にも、参考になると思います。

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「邪道映画術 DIY映画制作のヒント集」

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