低予算で本格B級モンスター映画を作る方法(9)・背景映像の撮影2

3日目・背景撮影(その2)

公園で、森と保安官事務所外観の撮影を済ませたあと、近所の引地川遊水地に移動しました。

ここは、ちょくちょく撮影に訪れる場所です。過去にも「チームウェンズデイ・ファイトシリーズ」というゆるい企画の撮影を行ないました。

「死闘!カミツキガメの恐怖編」

「水中生物大捕獲作戦編」

ここも、シナリオを書いている時点で、保安官がワニガメの駆除のために通っている湿地帯、という設定で、撮影に使おうと思っていた場所です。

湿地帯1

沼地の前で、保安官が「真っ二つに噛み切られたワニガメの死骸」を発見して、そこにワニガメハンターが現れる、というシーンの一人芝居をしつつ、登場人物の立ち位置、カメラ位置を考えながら、背景の撮影をします。

湿地帯2

概ね予定通りの撮影を済ませ、次の撮影場所に向かいます。そこは湘南海岸の江の島です。(次回へ続く)

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観て楽しむだけの映画から、作って楽しむ映画へ。
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これまでも趣味としてのDIY映画を提唱してきた著者が、今回、実践編として制作に挑戦したのは、レンタルビデオでも根強い人気のB級モンスター映画。

たとえ低予算でも「本格エンターテイメント創作法」と「邪道映画術」を駆使すればここまで出来る!従来のインディーズ映画の殻を打ち破る「参加型映画」の提案として前代未聞のプロジェクト。

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学生時代から自主映画を制作してきた著者は、映画制作という趣味を楽しみながらも、「なぜ、これほど面白い遊びが広まらないのか?全ての環境は整っているのに」と疑問に思っていました。そして、その理由の一つが「映画制作はゼロから作り出す要素が多すぎるために敷居が高すぎる」と思い至ります。

一方、近年の「大人の塗り絵」「手芸キット」の人気商品は、同じ創作系の趣味でありながら、すでに下準備が出来ているため、仕上げの工程を気軽に楽しめるものです。創作欲を持った人の入門用商品として優れています。

そこで、「映画制作の入門キット」として「すでに完成した映画に、後から主演する」ということが可能な作品を作れば、極めて少ない負担で自分が映画に出演する体験を楽しめるだろうと考えました。
その第1段階として、「後から出演者を差し替えられる仕様での、ショートムービー制作」を開始したのです。

本書は、その制作過程をリアルタイムで記録してまとめたものです。7日間は以下の内訳です。

・1日目 企画会議
・2日目 シナリオ作成
・3日目 背景撮影
・4日目 絵コンテ作成
・5日目 グリーンバック撮影
・6日目 編集1
・7日目 編集2・仕上げ

このほか、工作系映画ならではの、数々の小道具制作のメイキング解説などを、各章に「番外編」として掲載しています。

一つのプロジェクトの読み物として楽しむだけでなく、本格的なストーリー系創作者を志す方、工作系創作者の方にも、参考になると思います。

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「邪道映画術 DIY映画制作のヒント集」

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映画作りの基礎は大事。でも、ある意味、仲間と余暇で作る自主映画は「資金不足」「時間不足」「経験不足」に加えて「下がるモチベーションとの戦い」など、プロより条件が厳しいのです!

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価値観が多様化する現代ですが、仕事に追われ、日々の忙しさから、趣味らしい趣味を持っていない人は多くいます。ゴルフや釣りはちょっと…という人へ、奥深くて実は敷居が低い、映画作りという趣味の魅力を解説します。

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