ビデオ撮影のコツ・室内撮影はスポットライトに注意!

「暗過ぎ」は何とかなりますが、「露出過多」は全く補正不可能です!

a667e53a5532e86280315631b6528b7e_s

撮影を「野外撮影」と「室内撮影」に分けることができます。

今回は、特に室内撮影時に特有の失敗と回避方法についてアドバイスします。

 

アマチュアビデオカメラマンの強い味方は、ビデオカメラにある、様々な自動調整機能だと思います。

 

よく、ビデオ業者で「私はプロなので、調整は全てマニュアルで行ないます!巷のエセカメラマンとは違います!」とHPで宣伝している方もいますが、要は良い映像が撮れさえすればいいんです。

特に、たまにしかカメラを使わない、アマチュアビデオカメラマンが、失敗しない撮影をするためには、基本的に自動調整機能を活用すべきでしょう。

 

野外で昼間に撮影する時は、せいぜい逆光で顔が暗く映ってしまう、という不具合くらいしか起きません。

余裕があれば、逆光補正の機能を使うと良いですし、最悪、編集時に明るさの調整をすれば、大抵の場合は、表情が分かるような補正も可能です。

失敗には2種類ある

撮影における失敗には、「取り返しがつく失敗」と「取り返しがつかない失敗」の2種類あります。

逆光で顔が暗く映ってしまう、というのは「取り返しがつく失敗」というわけです。

 

恐いのは、室内で自動調整機能に頼って撮影した場合です。

特に、ステージ・舞台の撮影にありがちですが、暗い場面で登場人物にスポットライトが当たる場合です。

 

カメラの自動調整はとてもよくできてはいるのですが、やはり人間の目にはかないません。

人間の目は、誰かにスポットライトが当たると、そこが注目点だと理解して露出を調整するので、ライトが当たる人の顔をはっきりと見ることができます。

でも、露出を自動調整にしているとき、登場人物にスポットライトが当たった場合、カメラはその意味を理解できません。

あくまで画面全体のバランスから、その場面が明るいか暗いかを判定して調整しようとします。

 

大抵、カメラは「暗すぎる」と判断して、より明るく撮影しようとしてしまいます。

すると、スポットライトを浴びている人の顔は、真っ白に飛んでしまって、のっぺらぼうのように写ってしまうのです。

これは「取り返しがつかない失敗」です。

いくら編集で補正しようとしても、のっぺらぼうはのっぺらぼうのままです。

 

カメラによっては、スポットライト用の調整が出来るのかもしれませんが、どこまで実用的でしょうか。

ステージを撮影する場合、露出(明るさ)だけは、マニュアルに設定しておいて、手で調整する方が無難です。

ピントは自動調整に頼って、「構図」と「明るさ」だけに集中するのです。

そしてスポットライトで照らされた瞬間は、「慌てず急いで」露出を抑える(暗くする)のです。

これは、事前に練習しておいたほうがいいでしょう。

1秒間くらいはのっぺらぼうになってしまうかも知れませんが、それくらいなら見ていても我慢できるはずです。

 

見せ場だからスポットライトで照らしているのに、その間ずっと「のっぺらぼう」では最悪です。

是非、参考にしてみてください。

 

具体的な注意点がいくつかありますが、無料の「簡単 舞台撮影ガイドブック」をダウンロードしてお読みいただくと参考になるかと思います。
(無料ダウンロード方法)
「簡単 舞台撮影ガイドブック」をクリックして開いたダウンロードページで、「公平な価格を設定して下さい: ¥」に「0」を入力して、「これが欲しいです!」ボタンを押してください。

小劇団向け舞台映像編集サービス

撮影済みの映像があれば、編集作業を承ります。お気軽にお問い合わせください。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です