型落ちのハンディカム購入
私は通常、仕事の撮影時は、業務用のビデオカメラ1台と、予備のハンディカム1台を持っていきます。
2カメ撮影の時は、これに加えて予備の小さなハンディカムを持っていっていました。
そのJVCのハンディカムも、気付けば10年選手。先日、液晶が壊れて映らなくなりました。
昔と違って、カメラなどの電気製品は安くなっているので、修理はもちろん割に合いません。
色々と考えた末、型落ちの4Kハンディカムを購入してみました。(8万円台>5万円台)
普段使っている、HDのハンディカムと、サイズも形状も全く同じで、ちょっと驚きました。
私は基本的に4Kの高画質自体には興味がありません。
私が「作品」として形にする時は、DVD画質だったり、せいぜいがフルHD画質ですが、それで十分だと思っています。
しかし、4Kの画質は、ある程度画面を拡大しても、フルHD程度の画質が保てる、という大きなメリットがあります。
例えば、撮影したときに、「もう少しアップのバージョンも、一応撮っておこうかな、ということが不要になるんです。
常に、若干広目の構図で撮影しておけば、編集時に構図の調整ができるので、撮影時間の短縮が期待できます。
カメラの選定には様々な要素があって、とても迷うと思います。
一般的に、センサーの大きさが大きいほど、「良い画質」とされています。
しかし、購入したような、家庭用の安価な4Kハンディカムは、驚くほどセンサーが小さいです。
それで、「4Kとは言っても数字上のことであって、実際にはそれほど画質が良くないだろう」と考えていました。
現在、まだ使い始めていないので、画質に関する実感は無いのですが、基本的にセンサーが大きいカメラの特徴は、「ボケ味」が綺麗な映像を撮れることです。
被写体にはバッチリとピントが合っていて、背景がポケた、「カッコいい映像」です。
ビデオカメラは元々、このボケ味が出しづらい性質があって、画面全体にピントが合ってしまいます。そのため、味のある映像が撮れないのですが、センサーの小さい4Kハンディカムも、この傾向が強いと想像しています。
本来の、「味のある綺麗な映像」には不向きですが、高画質な上に、画面の隅々にピントが合った状態で撮影されるのであれば、画面の一部を拡大して使うことには、かえって向いているかもしれません。
実験結果など、おいおい紹介していきます。