短編コメディー「天秤座の男」の次の企画として立ち上げた長編作品です。
「工作系映画」の原点回帰を意識して、ミニチュアセットや大道具・小道具を多用して「水晶髑髏伝説」以来の「濃い自主映画」を目指しました。

ヒロインに舞台女優で実力派のUさん、地元の市民劇団のベテラン役者さんなど、可能な限りの豪華メンバーで撮影はほぼ終えていましたが、この次に予定していた長編コメディー「弥生の風」を急遽、前倒しで撮影することになり、一時(約10年・・・)中断しています。

ストーリーは伝奇SF風です。超古代文明の地下神殿発掘責任者の主人公が、謎の古文書を発見して解読します。それは未来の予言書で、現代の日本で進められている国家的陰謀の内容が書かれていて、それを公表しようとする主人公は、冤罪によって拘束されそうになります。それを助けた本物のテロリスト集団は実は、国家の陰謀を阻止しようとしている集団で、主人公は自分の無実を証明するためにも、そのテロリストとされる集団と協力して、予言書に描かれている破滅的未来を変えようと奔走する、という話です。
特に自主映画は、簡潔にすっきりとまとめたほうがいい、と言われますが、あえて消化不良になってでもやりたい要素を詰め込んで、濃くしてやろう、という意気込みでしたが、2015年現在、未完成です・・・

主なシーンは撮影済みなので、少しずつ編集をやり直しながら、WEB用連載ムービーとしてでも完成させようと思っています。
今のところ公開できるのは、古い予告編だけです。