販売側の盲点:舞台裏の魅力

完成した商品だけで勝負しようとしていませんか?

世の中には様々な商品が溢れています。

その商品の作り手は、品質に自信があって当たり前ですから、「品質をアピールすれば評価される筈だ」と思い込んでいます。

 

しかし、物が無い時代ならともかく、あるいは、同様の性質のものが無いような極めて特殊な商品で無い限り、なかなか評価されないのが現状ではありませんか?
その結果、間違いなく素晴らしい商品であるにもかかわらず、思ったほど売れないのではないですか?

仮に、品質が一番良かったとしても、大抵の場合、顧客にはそれを判断する力がありません。
顧客には、競合製品も、充分魅力的に見えるので、「あなたの商品を選ぶ」正当な根拠が無いんです。

作業風景こそ興味を引くという事実

一時期から、調理中の厨房を客から見えるようにしたレストランが増えました。

蕎麦や寿司などの和食は昔から見えるところで作業をしていましたが、ステーキハウスなどは、意識して厨房の様子を見せることで、イベント性や信頼性を高めることに成功しています。

そして、何より、注文した料理がおいしく出来上がっていく様子は、食欲をそそる効果も絶大だったのです。

 

最近では面白い例として、SNSに投稿されている、世界各地の職人による、独特の作業風景があります。

凄まじいスピードで壁に漆喰を塗る職人。
ドラム缶を利用した手作りのコンクリートミキサーを使って、効率良くセメントを型に流し込む職人。

それらに共通しているのは、施工後の様子より、作業中の様子に非常に興味を引かれる、という点です。
これは、どんな作業でも言える事です。
作業をしている本人には自覚がありませんが、作業の課程は例外なく興味深いものです。

 

もう一つ例を挙げれば、映画のDVDです。

DVDは大抵の場合、発売と同時にレンタルも始まります。
販売用のDVDは数千円の値段ですが、レンタルは200円前後で借りられます。

そして、販売用とレンタル用のDVDの内容的な違いは、「映画のメイキング映像が入っているかどうか」です。

 

映画を見たいだけならレンタルで済むんです。
数十倍のお金を払ってDVDを購入する動機は、多くの場合、「メイキング映像」を見ることではないでしょうか。
二つのDVDの価格差からも、「メイキング」という創作過程の映像の価値がわかるでしょう。

舞台裏を紹介するには動画が最適

レストランで厨房を見せることは、店の造りを工夫することで実現できます。

しかし、職人の作業場は、一般の人を入れられない場合がほとんどです。
しかも、料理と違って、作業の時間が長いことがほとんどです。

そんな場合に活用すべきなのが、ビデオ映像なのです。

 

例えば、あなたが自分の絵を描いて販売しているとします。

確かに、完成した作品は素晴らしいものでしょう。
しかし、その完成品を写真にとって印刷物やネットで紹介しても、なかなか独自の素晴らしさは伝わりません。
印刷や映像では、完成品の「概要」しか見せられないからです。

 

しかし、舞台裏、つまり作品を描いている風景が見せられた場合はどうでしょうか?
下絵から、徐々に絵が完成に向かう様子を、長い時間を掛けて撮影できたらどうでしょう?

  • こういう手間を掛けて作品が作られているのか
  • こんな手法で独特の質感を表現しているのか

恐らく、観客は、創作中の様子に非常に興味を引かれるはずです。
それは、製作途中の作品の様子というのは、作者本人にとっては見慣れたものですが、そうではない人にとっては、非常にレアな情報だからです。

 

製作途中を見ると、その手法や作品に強い愛着が湧きます。

「オフィスの壁に掛けるものを購入したい。写真にしようか、絵画にしようか」という場合があるとします。
もし、その絵画の製作工程を見たり、作者本人の思いを聞いたりする機会があったら、そちらの方に強く愛着を持つ事になるでしょう。

様々な商品について、舞台裏から魅力を伝えることは可能です。どうやって舞台裏を見せるか、ご一緒に検討させていただきたいと思いますので、お気軽にご連絡ください。もちろん、お見積もり等は無料です。

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