動画制作はスピード重視
ビジネスに一番大事なのは「時間」
会社案内、商品紹介、サービス紹介、求人広告に動画を活用することが有効なのは言うまでもありません。
しかし、ビデオの高い完成度を求めて、活用開始までに余計な時間がかかってしまっては元も子もありません。
具体的には、本格的な商品紹介ビデオだとしたら
- 見込み客への問題提起
- 解決策としての商品の紹介
- 商品に解決能力がある証拠としての証言
- 今回購入した場合の特典
という構成でビデオを用意することになります。
しかし、構成案を作って丁寧な編集を重ねることでビデオを完成させるには、ある程度の時間が掛かってしまいます。
特に、「得意先のお客様の声」などは絶大な効果がありますが、出演のお願いやスケジュール調整などに時間が掛かります。
「どうせ作るなら、しっかりしたものを」と思うあまり、活用の開始が遅れてしまうということです。当然、そのビデオによる成果が出始めるのも遅くなります。
例えば求人が目的なら
求人広告動画を作るときも、目的に応じて構成を考えていく必要があるのですが、そもそも、「動画制作」が目的ではないことを忘れないでください。
たとえ、「完全版」のビデオが完成していなくても、ビデオの活用を開始することは可能です。
例えば、完全版に必要な映像のうち、
- 職場の風景
- 経営者のインタビュー
という部分だけ先に撮影、編集をしてはどうでしょう。
ホームページに「正社員募集!」というページを追加して、そこに「職場の風景」「インタビュー形式で語った社長の思い」という動画を加えるだけでも、文章だけの求人広告よりはるかに効果的です。
求人に対して応募を考える人は、採用条件だけでなく、「職場の雰囲気」「経営者の人となり」を知りたいわけです。
勘違いしてはいけないことは、「質の高い、綺麗なビデオを作れる」ということをアピールしても、求人に応募する人には何の魅力も無い、ということ。
映画用の照明を使って、実物より綺麗に撮影された職場の映像を見せても、逆効果なんです。
また、極端なことを言えば、「この経営者とは肌が合わないな」という人は、面接に来る前に応募を断念してくれた方が、お互いにとって幸せです。
ですから、経営者がビデオで顔を出して、そこに好感を持ってくれる人、くれない人をふるいにかける効果も、インタビュービデオにはあるわけです。
いずれ「完全な求人ビデオ」を作るにしても、このようにして、まず、最低限の映像を用意してしまえば、充分に活用が開始できる、という例を紹介しました。
ご自身の会社では、どういうことが出来るか、ご相談いただければ一緒に考えて見たいと思います。
遠慮なくご連絡ください。