「私の仕事は動画活用と無縁」の勘違い

動画が活用できない分野を探すほうが大変です

私は主に

  • ビデオカメラ
  • セールスコピーライティング

を使って、商品やサービスの紹介動画を制作しています。

昔は、依頼主の自己満足的な「会社案内ビデオ制作」が流行ったこともありましたが、今の時代、動画の目的はズバリ「成果」です。

  • 商品・サービスに興味を持ってもらう
  • 興味を持ってくれた方に、詳しい説明をして、更に良く知ってもらう
  • 実際に購入してもらう

という、営業マンの役割あたえた動画を設計して制作し、運用のアドバイスを行ないます。

動画にはお金がかかって当然?

良い商品、サービスを販売している方に対して「動画の活用は考えていないのですか?」と聞くと、

  • いや、うちはまだそこまでの規模じゃなから
  • うちの業界は特殊だから、動画とは合わない

という人が大半で驚きます。

結論から言うと、これらは、完全な勘違いです。

ビジネスにおける動画活用、というと、いまだにほとんどの人が、テレビCMをイメージしてしまうようです。ですから、「自分とは縁遠いもの」と思ってしまうのでしょう。

テレビCMといえば、特にバブル期は、数千万円掛けて海外ロケで制作されていて、作る側としては「美味しい仕事」でした。

しかし、大金を掛けて作られるCMは「イメージ広告」という種類の広告です。

その企業、商品のイメージを大衆に定着させることが目的であって、実は、商品の売れ行きとの相関関係は全く見えないのです。

これがイメージ広告の特徴です。

大量生産による販売戦略をとる大企業と違って、中小のビジネスにおいては、イメージ広告は機能しません

違う種類の広告を使う必要があるのです。

また、面白いことに、過半数の経営者が「うちの業界は特殊だからXX出来ない」という言い方をします。

特殊というのは少数だからこそ言えることです。

特殊なのではなく、それぞれに違った特徴があるだけという「当たり前の話」です。

ビジネスに貪欲な経営者の方は、他業種の人がビデオを有効に活用している様子を見ると、「それ、うちでも使えないかな?」という言い方をしてきます。

「常に新しい可能性を探す」vs「新しいことはやりたくない」

という姿勢の違いに見えて仕方ありません。

面白動画は失敗する!

同じ情報を伝えるにしても、ドラマ性を加えたりして、ちょっとしたエンターテイメント要素を入れることは効果的です。

しかし、危険な落とし穴があります。

間違ってはいけないのは、いわゆる「おもしろ動画」にしないことです。

町おこしのためのおもしろ動画や、工場の従業員たちがダンスをするようなおもしろ動画が時々話題になります。

あなたも見たことがあるのではないでしょうか?

「なるほど、まずこうやって注目を集めればいいのか」と思ったら大間違いです。

これらの動画は、仮に再生回数を増やすことには成功したとしても、本来の目的である

  • 観光客増加
  • 移住者の増加
  • 仕事の受注数増加

には全く機能しません。

「再生数を増やすための動画」として設計されているからです。

私達、映像業者仲間の間では、これらの仕事は出来ればお断りしたいのが本音です。

「お金を掛けて、あの業者に動画制作を依頼したけど、採算に合うような結果が出なかった」と言われることが、最初から分かっているからです。

ビジネスのための動画なのに、小学生に繰り返し再生されて、再生数だけ上がってどうするのでしょうか?

この落とし穴には気を付けてください。

では、どういう動画活用をすれば良いのでしょうか?

必要な人に必要な情報を提供する動画

答は極めて当たり前です。

「こんなものが欲しいな」と思っている人に、

  • 製品の情報
  • 他社との比較
  • その製品を買うことで手に入れられる状況

を、偽り無く魅力的に伝えられれば、最も効果的な広告動画になり得ます。

最も安価で出来る広告の一つが動画です

広告動画を作る場合は、予算は「広告費」から出すことになります。

古典的なチラシ等の印刷物も広告です。

チラシを作るには、人件費+印刷代+配布代が掛かります。

チラシを活用したことがある方はご存知だと思いますが、1回につき10万円、20万円というお金を繰り返し使って、0.3%~1%ほどの反応を期待する、地道な広告です。

多く配れば当然、在庫切れも発生しますし、改版が必要な場合は、残っている在庫はゴミになってしまいます。

それに対して、動画広告はいくら視聴されても減りません。

料金は、ほぼ100%が人件費です。

印刷代も配布代も掛かりません。

例えば10万円で作った広告動画はいつまでも使うことが出来ます。もちろん、広告費を追加して、より多くの人にこの動画を視聴させる運用も可能です。

動画は、改版が必要な場合でも、オリジナルデータを最低限、作り直すことで対応できるので、印刷物のように無駄な在庫は発生しません。

  • 印刷不要
  • 物理的な運搬・配布が不要

という点からも、動画広告は最も安価な種類の広告と言えるわけです。

情報の洪水の中で生き残るスマホ動画

私達は、情報化社会と言われる環境の中で、有象無象の様々な広告にさらされています。

あなたも、毎日、ポストに入れられている大量のチラシを、片っ端から捨てていませんか?

それらのチラシにも、それぞれ大金が投入されているのですが、誰も興味のないものを見る時間は費やさないでしょう?

そんな中でも、人々が空き時間の多くを費やしている対象があります。スマホです。

通勤電車の中で、スマホを見ていない人のほうが少ないくらいです。

スマホの小さな画面の中で、自社の商品・サービスを効果的に知ってもらうために、最も有効なのは圧倒的に「動画」です。最初からスマホ画面に対応させることを考えて、商品・サービスの紹介動画を作れば、見てもらえる可能性が高まります。

あなたのビジネスをお聞かせください

動画を正しく活用すれば、他の媒体より低料金で効果的に機能する可能性があることが、ご理解いただけたでしょうか?

さまざまなビジネスがあります。

動画の利用形態や規模にも色々な可能性があります。

今回は「広告動画」について書きましたが、「教育動画」を活用することで、社内の無駄なコストを大幅に縮小できる可能性もあります。

実際のところ、「動画の活用に向いていない業界」というのはなかなか見当たりません。ビジネスの中に大抵、「ここは動画を使うと効果的」という部分が見つかります。

全てのスタートは、あなたのビジネスを客観的に眺めて、より良くするための改善点を探すことです。

あなたのビジネスを参考に是非、お聞かせください。お礼として完全無料相談という形で動画活用のアイデア出しをお手伝いさせていただきたいと思います。

下記フォームから遠慮なくご連絡ください。

升田企画:升田規裕

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