ライブにこだわるからファンが増えない?
目次
ステージは生が一番
ライブで見るエンターテイメント全般に言えることですが、生でステージを見るのが一番魅力的であることは間違いありません。
この魅力を100とすると、ビデオ版は大体60ぐらいしか魅力が伝わらないと思います。
生のステージには
- 臨場感
- 活気
- 独特な雰囲気
があるんですね。
そういう魅力は、残念ながらビデオで表現することは難しい。
運営が厳しい演劇活動
一方で、劇団というのは多くの場合、ビジネスとして成り立たせるのが非常に難しい分野のようです。
劇団の団費を集めて、資金を用意し、公演を開催するわけですが、非常にお金がかかる。
収入源は、見に来てくれるお客さんのチケット代。
しかし、チケット代でまかないきれないことが多いと聞きます。
赤字になってしまう。
公演の期間中、雨でも降れば、チケット収入は半減するかもしれません。
それでも、「舞台で演じる」ということは非常に魅力的です。
演劇を創る側が自腹を切って、その舞台を続けているというようなことが多いようです。
ビジネスとして成り立ってはいないということです。
舞台演劇をビデオコンテンツ化して、収入の足しにしませんか?
劇団によっては、公演のたびに販売用のDVDを作り、次の公演の時に劇場で売ったり、劇団のサイトから通販したりというようなことで収入を上げています。
私も、いくつかの劇団のDVDで、編集サービスのご協力をさせて頂いています。
公演ビデオの販売は、収入源にもなりますし、何よりも「劇場に来られなかった人に見せることができる」という大きなメリットがあると考えるわけです。
劇団関係者は「ビデオ」が嫌い?
これは直接によく聞く話です。「舞台は生で見て欲しい」と。
理由ははっきりしています。
「ビデオで見ると、つまらなく見えるから」です。
初めに言ったように、ライブの魅力が10だとしたら、ビデオではその魅力は6に減ります。
- ライブ感
- 雰囲気
これだけが「売り」の芝居というのは、確かにビデオ化すると、「何が面白いんだか分からない」というようなものになってしまうことがあります。
そうすると
- 劇団の宣伝になってくれない
- つまらない芝居を作っている劇団と思われてしまう
そういう思いから「ビデオは作りたくないという人」が多いようです。
しかし、舞台の演劇には色々な要素があります。
独特の雰囲気、ライブ感とは別に、
- 物語の構成
- 役者の技量
は、ビデオ版でも判断が付くわけです。
はっきり言って、面白い舞台演劇はビデオで見ても十分面白いんです。
ライブ感、雰囲気というのは、生で見た時の「プラスアルファ」であるべきだと思います。
ビデオ化のメリット
演劇と言えば、「下北沢」。
ここに、たくさん小劇場があって、多くのファンは観に来るわけですが、北海道にも演劇ファンはいるはずです。
そうそう下北沢に来ることはできない。
「ウチの劇団は良心的な安いチケット代だから」という人がいますが、ファンがみんな近所に住んでいるわけではありません。
「小劇団の演劇を観たいな」と思っても、
- 何万円もかけて北海道から下北沢に来て
- 2000円のチケットを買って芝居を見る
という贅沢なことは、なかなか出来ないわけです。
もし、その劇団の公演ビデオが販売されていたらどうでしょう?
「一度も、その生のステージは見たことはないけれども、毎回新作が出るたびにDVDを買って楽しむ」
というようなファンが、北海道に生まれる可能性が出てきます。
- やっぱり芝居は生で見て欲しいから
- ビデオを販売するとライブのお客が減るから
と言って、ビデオ版を作らないと、そういうファンというのは絶対に生まれません。
どちらが得でしょうか?
私は「舞台のビデオ化」を常々提案しています。
主に小劇団の方からお問い合わせをいただいたり、相談をいただいたりすることがあるので、「ビデオ化する場合の注意点」とか、「安く見栄えのするビデオを作るにはこういう方法がありますよ」というようなことを提案したりしています。
もし、あなたが劇団関係者で、ライブで芝居を見せるだけではなく、そういう舞台映像を商品として持ちたいと思われた場合は、是非、遠慮なくご連絡ください。
撮影は劇団内部で行い、編集だけご依頼いただくことで、料金を大幅に安く押さえる方法もご案内しています。
お問い合わせいただいた方には、「舞台撮影入門」のPDFを無料でプレゼントしています。
下記フォームから遠慮なくお寄せください。