自分のビジネスを動画で紹介する方法
ビジネス紹介動画テンプレート
ビジネスの紹介のためには、パンフレットやチラシを利用します。それと「動画」の何が違うかと言うと、「同じ時間で伝えられる情報量が圧倒的に多い」ということが言えます。
仮に、パンフレットの情報と同じことを、「動画」で伝えた場合、「受け取った側がどれだけ長い間、正確にそれを記憶しておけるか」を実験したデータがあるようです。圧倒的に、「視覚」と「聴覚」を使って情報を与えられた方が、自分で「文字」を読んで得た情報よりも長く、正確に内容を記憶していられる、という結果が出ています。
つまり、動画で伝えた方が、記憶に残るし、理解もしやすいということです。
ですから、「ご自分でビジネスをされている方は、その紹介は動画でやりましょう」と提案しているわけです。
動画は難しい?
簡単なテンプレートを用意してみました。それに合わせて動画を作って発信するご提案です。
これは擬似的に「インタビュー形式のビデオ」という体裁をとっています。一人語りは、難しかったり、照れくさいこともあるでしょう。
しかし、質問事項を5つほど用意して、質問に答えるインタビューの形式にすることで、撮りやすくなります。
まず、あなたのビジネスの説明です。
あなたがやりたいことを言うのではなくて、「どんな人を助けるビジネスです」ということを伝える必要があります。
ですから質問は
Q:あなたのビジネスはどんな人を助けるビジネスですか?
「それに対して、あなたが答える」という体裁で、インタビューの映像を撮ってみてください。
同じように、
Q:今のビジネスを始めたきっかけは?
こういう質問に対して答えます。
これは、何のためかと言うと、狙いは、「相手に共感をしてもらう」ということです。
紙に書いたビジネスの内容ではなくて、「こういう人が、こういうきっかけで、こういう人を助けようと思って、こういうビジネスを始めたんだな」ということを、顔を見ながら判断できると、あなたに共感をして、仕事を頼みやすくなるわけです。
もちろん、あなたの顔を見て話を聞いて、「反感を持たれる」という可能性もあります。「虫が好かない」ということはあるんですね。私は、それを怖がるべきではないと思っています。
結局は、人と人とが関わってビジネスをするわけですから、理不尽な理由だとしても、「虫が好かない相手」とやり取りをすると、トラブルの元だと思うんです。
あなたが顔を出して話すことによって、「この人とは仲良くなれそうにないな」という判断をした人が離れていくのは、いいと思います。むしろ、あなたの話を聞いて、共感をしてくれている人の方が、実際に会った時も話しやすいですし、相手も安心します。
そして三つ目の質問。
Q:自分のビジネスが他の同業者と異なる点は何ですか?
マーケティング用のセールスコピーライティングなどでは、USPと呼ばれるものです。他との違いはどこですか?という質問に対して、「安くやります」というようなキーワードは、使わないことをお勧めします。当然ですが、「安くやりますよ」と言った場合は、「安さだけを求める人」が集まるわけです。これは、決して望ましいお客さんが集まってくることにはなりません。
それよりも、実際には安く行なっていたとしても、「安くやります」ということには触れずに、「迅速な対応します」とか、「特殊な技術」とか、自分を選んでもらう理由を探してください。
「親身になって考えます」という姿勢も、人間関係においては非常に重要なことですから、十分売りになります。
実際に、数をこなさなければいけない大手企業は、顧客の一人ひとりに「親身になって考える」ことは出来ないかも知れません。
次の質問は、
Q:あなたの商品やサービスは、どこが優れているんですか?その商品サービスを手に入れると、どんな良いことがあるんですか?
というような質問に答えてください。
最後の質問として
Q:実際の作業はどういう風に進めるんですか?
例えば、遠くに住んでいる人が、実際に会わずにメールのやり取りだけで仕事ができるのかどうか。そういうことも含めて、作業の進め方、納品までの様子というのを知らせます。
最後に、「お問い合わせはこちらまでお願いします」という話で締めくくります。
重要な「お客様の声」
それから、もし、あればとても有効な情報ですが、あなたのお客様の推薦の動画。
あなたのサービスを受けて、「とても良かったですよ」という証言をしてくれる方がいれば、是非、そのコメントを撮らせてもらって、動画で続けて見せます。それによって、「安心して任せられる相手なんだ」ということが分かるので、ビジネスの紹介には非常に有効です。
大事なのは信頼関係
当たり前のことですが、やってはいけないのは、「嘘を言う事」「誇大した表現」、こういうのは駄目です。相手を騙して、一旦お金を払ってもらったとしても、ビジネスというのはその場しのぎのお金を稼いでもダメなんです。
1回買った人が、「ここは信頼できるから」といって、もう1回買ってくれる。あるいは、誰かに紹介してくれる、そういう存在にならないと回っていきません。
そういうことに注意しながら、まず、ご自分のビジネスの宣伝用の動画を持っていない人は、このテンプレートに沿って作ってみてはいかがでしょうか?
私自身、このテンプレートに沿った動画を作っていますのでご覧ください。
【升田企画の例】
Q:あなたのビジネスはどんな人を助けるビジネスですか?
A:少ないコストで、「営業力不足」や「社内の教育力不足」を補いたい人向けのビジネスです。必要な情報を効率的に伝えられる、「動画」を作るサービスです。
Q:具体的にはどんな動画?
A:営業マンの代わりに、自社の商品やサービスについて解説している動画や、教育用のビデオマニュアルなどです。
必要な人が見たい時に繰り返し見られる動画を活用することで、「発信する側」、「受信する側」双方の負担を減らすことができます。
Q:今のビジネスを始めたきっかけは?
A:趣味の「映画作り」と、25年間携わってきた「マニュアル制作の業務」を組み合わせて、「映像を使って効率的に情報を伝える」という動画制作のビジネスを立ち上げました。
Q:このビジネスの意義は?
A:映像は情報をより短時間で、より理解しやすく伝えられる特徴があります。
また映像は、イメージを直感的に伝えることにも適しているので、忙しい時代のマーケティング手法として、活用する価値があると思います。映像は、その効果に対して、とても割安で製作することができるようになりました。
「道具として使える動画」の活用を提案することは、あらゆるビジネスにおいて有効と確信しています。
Q:「道具としての動画」とは?
A:「これからは動画の時代」と言われて何年も経ちますが、実際に動画を有効活用して成果を挙げていない人が大半です。
「ビジネス動画」と言うと、大手企業が大金をかけて製作する「イメージCM」を思い浮かべてしまう人がいます。イメージCMは、「道具として使える動画」ではありません。その勘違いをしたまま、中小企業が、「効果の出るはずがない、おもしろ動画」のようなCMを作ってしまう失敗事例が多いことは残念です。
動画制作者である私たちが、単に「映像制作の請負」ではなく、「使える動画の有効な活用方法」も、説得力を持って提案していかなければと思っています。
Q:升田企画の強みは?
A:単なる撮影編集業者ではなく、広告用の文章技術を応用して、「企画」から「映像編集」まで一括して行えることです。
また、普段から映画製作で使っている、「シンプルな映像合成技術」などを応用して、コストをかけずに効果的な映像を作るのも得意です。外注を使っていないので、条件に応じて柔軟に対応できたり、修正等にもスピーディーに対応できるのも強みです。
また「撮影業者」であることに、こだわっていないので、例えば、「自前で撮影した映像を使いたい」という場合、積極的に撮影方法のアドバイスをしています。こちらの撮影の負担を減らすことで、撮影料金の削減にもご協力させて頂いています。
Q:納品までの手順は?
A:メールでお問い合わせいただいた後、ホームページなどでお客様の情報を取りまとめて、「仮の構成台本」を用意します。撮影取材の日程を決めて訪問し、取材と動画の用途に合わせて、実際の作業現場を撮影します。
現場撮影終了後は、できるだけ静かなスペースで、「インタビュー撮影」をさせていただきます。これは、必ずしも映像として使うためのものではなく、取材メモも兼ねています。リラックスして、撮影担当者と会話していただければ撮影は完了します。
後日、撮影映像を中心に制作した動画をご確認いただき、修正箇所があれば対応します。完成動画をオンライン展示会に公開するとともに、データを納品します。
納品データは、お客様のホームページに組み込んでいただくなど、自由にお使いいただけます。料金を請求し、入金が完了して、「作業終了」となります。
Q:動画をご覧の方へのメッセージ
A:動画の活用と言うと、大手のCMをイメージしてしまって、「うちはまだ、そんな規模じゃないから」と勘違いされている方が大勢います。
実際は、動画というのは、最も少ないコストで効率よく情報伝達ができる道具のひとつです。そして、ほぼどんな業界においても、アイデア次第で非常に有効に機能する可能性があります。
今まで通りの仕事のやり方では不十分。何か改善案はないかと思われている方は、無料相談にご連絡ください。動画の力を有効活用する方法がないか検討して、ご提案させていただきます。