動画活用でバーチャル教室を運営する
物理的な「場所」がないと教室が開けないと思ってませんか?
人に教えることは素晴らしい
私は、よく人から頼まれて、電子書籍用のデータ変換の作業をします。特に多いのは、色々な講師の方が執筆する書籍です。
ご自分の技術や経験を、書籍や講座の形にして情報提供することは、とても有効な行為です。実際、その情報を得て、より有意義な生活を満喫できている受講生の方は多いでしょう。
「教室」と「動画」の良い関係
一般的に各種スクールは、「ライブの教室」です。
- バレエ教室
- 書道教室
- 体操教室
- サッカー教室
- 陶芸教室
など、先生から直接指導をしてもらうために教室に通うものです。その中で「動画」を活用することで、更に付加価値を高めることが出来ます。
例えば、副教材として動画を作るというのは、シンプルで現実的です。
ピアノ教室に行くと、その時間、生徒は先生から、手取り足取り、技術を教えてもらうわけです。それの内容をカリキュラムごとに、動画にしておいたらどうでしょう?生徒さんは、家に帰っても、それを復習できます。実際にピアノを弾けない状況だとしても、イメージトレーニングとして、大きな効果が期待できます。
副教材から、もう一歩進んだ活用もできます。
教室を開くためには、色々な制約があります。例えば、「場所」の問題。ピアノがある場所を借りるという場合は、当然、賃料が掛かります。自宅を教室として使う場合は、家賃はかかりませんし、「自分の都合に合わせて教室を開ける」と言うメリットがあります。
ただし、生徒になるには制約があります。
- そこに通える、地理的な制約をクリアしていること
- 教室の時間的な制約をクリアしていること
どんなに魅力的な教室だったとしても、遠方に住む人は通えませんし、たとえ、家の隣に教室があっても「その時間には行けない」いけないという場合も、通えないわけです。
進化形の通信講座を考えてみる
昔から、「通信講座」はありました。ペン習字などは今でも人気です。
一方で、体を使った実技を伴うスポーツなどは、昔の通信教育で次技術を取得させるのが困難でした。
しかし、昔と現代では、使える道具の種類が違います。
「動画」という強力な武器が使えるんです。
動画を利用すれば、生徒が独学で使えるような教材を作ることは十分に可能です。教室で教えることを体系化して、段階を追って解説した動画教材を用意する。月謝に相当する会費で、動画教材を送付する、ということは可能です。
このやり方であれば、
- ピアノ教室は東京にある
- 生徒さんは北海道に住んでる
という状況でも、教室運営が成り立ちます。
動画は先生から生徒へ、一方的な情報伝達のための道具ではありません。
生徒が、「自分が弾いている状態」を簡単にスマホで撮影できる時代です。あらかじめ用意しておいた、自分の「YouTube チャンネル」にアップロードして、先生に見てもらうことも簡単に出来ます。YouTubeは、公開の設定によっては、他の人には見られないようにできますから、ピアノの先生にだけ見られるような状態にできます。
ピアノを教える側としては、生徒から送られてきた動画を見て、アドバイスのメールを送るなり、アドバイスの動画を同じように該当の生徒だけに送る、というようなことも可能になります。
慣れてしまえば、メールで細かな事を後を伝えるよりも、カメラの前でアドバイスなり、注意点の解説を話てしまった方が楽でしょう。
想像してみてください。
「xxさん。こんにちは。練習動画を送って頂いてありがとうございます」
こんな風に、生徒に、先生から個別に動画が送られてきます。
「こういう風に弾いてますけれども、こういう風にしたほうがいいですよ」というような、実演をしながらアドバイスをする。
これは、ピアノの教材ビデオを買ってきて独学するのとはまったく次元の違う教材です。月謝を払って教室でピアノを習うという事に、非常に近いことが再現できるわけですね。
このように、動画を活用すると、お互いが自分の都合のいい時に情報のやり取りができます。場合によっては、「一度も会ったことはないけれども、生徒と先生」という関係が構築できるわけです。
今回はピアノ教室を例にとって動画の活用法というのを提案してみました。もちろん、他の教室も実現可能であることは分かると思います。
あなたも、ご自分の教えられる要素と、動画を組み合わせてみませんか?
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