動画の弱点
情報の検索先に選ばれるYouTube
インターネットで情報を検索する時に、選択肢は主に三つあります。
- Yahoo
- YouTube
YouTubeは、アップロードされた「動画の集積体」です。その動画の情報を検索をして活用することは、完全に浸透しています。
例えば、パソコンソフトの使い方を知りたい時に、「説明書を見る」というのが昔のやり方でした。インターネット上にある記事を探して読むのもよく使う手です。
ところが最近では、まず、YouTubeで「そのソフトを使っているところの動画を探す」という選択肢が上位に来ることが多い。
「百聞は一見しかず」といいますが、「見れば分かる」ということです。「操作」などについては、やはり動画が役に立ちます。私もよく活用しています。
課題は検索性
ところが、「動画」も万能ではなくて、弱点が色々とあります。弱点の一つは、その動画の中身の検索性が悪い、ということです。
例えば、「このソフトの使い方を知りたい」と言った時に、その10分間の動画の中に、「自分が知りたい内容」というのが、入っているかどうかが、一見しても分からないわけです。最後まで再生して、入ってないことが分かったりします。あるいは、知りたいことが最後の方に出てきたりと、時間が無駄になるということがあります。
文章と写真を中心にした記事であれば、全体をざっとスクロールすることによって、必要なものがあるかないか、ある場合は、そこだけ「拾い読み」することが楽にできます。そういう特徴の違いがありますから、調べ物をするときに、
- 動画を使います
- 動画は使いません
という人に分かれます。
それぞれのメディアには、一長一短があるということです。ただ、これからインターネットで検索されるデータの中で、「動画の比率」はどんどん上がってきます。
我々も動画を使って発信しなければいけない、ということが増えてくると思います。なんとかこの、「動画の弱点」を克服したものを作っていく必要があります。
具体的な解決策
ます、書籍の「目次」のように、動画の初めに「この動画ではこういうことを解説しています」ということを先に見せてしまいます。それから、その項目が例えば5つあったとして、4番目の項目を見たいという人は、動画の途中から見やすくします。
今、どの項目の話をしているのかということが、画面を見て常にわかるような工夫をしておきます。具体的には、画面の左上とか右上とかに、目次で出した項目を入れておきます。
「今この話をしてるから、この次だな」というようなことが、映像からもわかるようにする工夫をすることで、「必要な情報の検索性が悪い」という動画コンテンツの弱点を、ある程度、克服できるのではないかと思います。
動画コンテンツを作る上で参考になれば幸いです。