行動力は最大の才能
なぜ行動できないのか?
アイデアを出しているのに、なかなか自分で行動できないのは、なぜでしょうか。「なぜ行動できないのか」ということを考えてみると、本能的に無駄を嫌うからだと思います。
せっかく苦労をして、時間をかけて一つの事をやっても、求めていた結果が出ない経験をすると、なかなか行動はできなくなります。具体的に、無駄な経験をしていなかったとしても、「無駄になるような気がして行動できない」ということもあります。そうすると、「何も起きない」という、最も避けるべき状況となってしまいます。
「計画的な無駄」は無駄とカウントしない
例えば、ダイエットをするとします。
毎日、何 kmも歩いたのに、一か月後、何も体重が変わっていなかった時に、「毎日歩いた事は無駄だ」と判断されてしまいがちです。でも、体重が減るかどうかとは別に、「毎日、何 km か歩く」という行動そのものを目的にするとどうか。毎日何 km か歩く事によって、「歩く習慣」は身に付くわけです。
その習慣は、決して無駄ではありません。「自分は行動を続けられた」という自信にも繋がります。
最重要な「行動力」
例えば、「小説を書きたい」とすると、いわゆる「文才」というものは存在するでしょう。人と違う発想力、表現力があると、それは非常に有利な才能です。
しかし、それはいわば、「プラスアルファの才能」です。基本になるのは、「小説を書き続ける行動力」という才能です。行動力がないことには、いくら潜在的な才能があっても、形にならないわけですから、意味がないんです。
自分が死ぬ時に、「もしかしたら自分には才能があったかもしれない」と考えても仕方ありません。自分が決めたことを行う、「行動力」を持つだけで自信を持てると思います。
大事なことは、「一人でやる決意」
例えば、私は一人でYouTube用の録音をして公開しています。
理想的には、一つのテーマに対して、親しい人と「対談」の形式で話す方が楽しいですし、内容的にも面白いものになると思います。ところが、「誰かと一緒にやる」ということを前提にすると、その人の都合がつかないと収録できません。「収録できないのは、その人のせいだ」という要素が入ってきてしまうわけです。
「できない理由」というのはいくらでも思いつきます。ですから、できない理由になりうる要素は、これを排除する必要があります。
まずは、「一人でやる」と決意しましょう。
「こうするべきだ」ということを口で言うだけではなくて、自分で行動する、「率先垂範」という姿勢が非常に大事です。立派なことを「言っているだけの人」と、自分で唱えていることを「実際に実行してる人」のどちらが信用できるでしょうか?
これは、他人の評価だけではありません。自分自身が率先して行動できている、ということで、「自分に対する信用」も保てます。
そういう意味でも、「行動力は最大の才能」と信じて、実践していきたいと思います。
参考になれば幸いです。