自己投資無しで現状維持可能?
同じ行動を続けても結果は劣化する
現状維持というのは、結果が同じということ。結果を同じにするためにも、やることは少しずつ変えていく必要があります。なぜなら、状況は緩やかに悪化していくものだからです。
この悪化というのは、別に「今の社会が悪いから」というようなことではありません。高度成長期のように、人口がどんどん増えて、市場が拡大していく前提条件のもとでは、毎年同じ事を繰り返していても、需要は増えて利益は大きくなっていきました。
その頃の仕事のやり方を知っている人は、どんどん悪化する前提条件で、「日々新しいことに取り組まないと現状維持すらままならない」ということが理解できないようです。今はそうゆう時代です。
十分な結果が出ていて、「少しずつ緩やかに悪化していったとしても構わない」という人は、今まで通りの行動を取っていればいいでしょう。仮に「現状維持でいい」という場合でも、勉強、情報収集、新しいことへの挑戦は不可欠な時代です。
自主的に勉強する時間が作れない
そうは言っても、実際の作業者は、日々、目の前の作業で手一杯なはずです。私も20数年間、サラリーマンをしていましたから分かります。
普段のルーチンワーク以外に課題が与えられても、時間的に最優先でないものには、なかなか手を付けられませんでした。サービス残業しながらも、とにかく、目の前の作業をこなすことで精一杯、という状況だからです。
しかし、現状維持をするためにも、新たな情報や教育が必要です。現状を改善しようと思ったら、さらに多くの情報を入力して、高い効率で学習して、それを定着させる必要が出てきます。「情報入力」「教育」も、作業者個人の自発的な行動に委ねるのではなくて、組織としてお膳立てする必要が出てきます。
例えば、
- こういう本が為になるから読みなさい
- 教材を作ったので、勉強してスキルアップしてくれ
というような準備です。
仮に、会社が予算を使ってそれをやろうとすると、実際の現場の作業者の抵抗にあうでしょう。
私もそうでしたが、何しろ目の前の作業をこなすことで手一杯なわけです。そこにプラスして、「それもやれ」ということは非常に負担が大きいわけです。
目先の生産性より大事なこと
自主的にその情報収集や勉強をするように指示しても、まずやりません。「仕組み」としてやらせる必要があると思います。
例えば、その情報収集をしたり、教育を受けるためには、今の手持ちの仕事がおろそかになるかもしれません。
もちろん、短期的に見れば、生産性が落ちることは避けたいでしょう。ただ、ほんの少し視点を高く持てば、目先の作業に追われて、いつまでもスキルアップが出来ない状況は、取り返しのつかない事態につながると分かります。慣れたやり方しか知らないと、新しく登場したもっと効率のいいやり方が、いつまでたってもマスターできません。
あなたの周りにも、古いやり方しか知らなくても、異常に手慣れているせいで一定の生産性を上げている人がいませんか?
現状だけ見れば、新しいやり方への取り組みは不要に思えるかもしれません。しかし、大抵、手慣れていることで生産性をカバーしている場合は、伸びしろはほぼゼロです。いち早く、新しいやり方を「社内の共通ルール」として、教育によって浸透させたライバル企業に負けてしまうでしょう。
新しいやり方は、当然、効率的です。同じ作業をするのに必要な時間が短いわけですから、安い料金でそのサービスを提供されてしまうことで、勝てなくなるわけです。そうなってから慌てて、競争のために価格を下げなければいけないとなると、苦しい思いをするのは現場です。サービス残業で対応するしか手はありません。
そういったことも踏まえた上で、やはり組織としては、一歩先を見据えて「損して得を取る」という考えと行動が必要だと思います。
個人起業家も自分の中に組織を作れ
個人起業家の皆さんは、自分が作業者でもあり、ビジネスオーナーでもあります。1日の中で、その役割の切り替えが必要かもしれません。
作業者としては、決まったルーチンワークをする時は、頭を使わずに品質の高い製品が作れる状態でしょう。それが非常に楽ですし、その状況で作業ができるような仕組みを作ることも大事です。
しかし、ビジネスオーナーとしては、一歩先を見据えた計画を立てる必要があります。例えば、午前中は情報収集や勉強に充てるというような、投資としての時間の使い方が必要です。
情報量が多い「動画」を利用する
情報収集や勉強には時間がかかったり、頭を使うという労力が必要です。そのコストを減らすために、情報源として「動画」を活用することはとても有効です。
無料のYouTube動画を始め、udemyのようなオンライン学習サービスもどんどん拡大している時代です。
是非、ご自分の役に立つ、動画の情報源を探して、活用するように心掛けてください。