動画で出来ること
動画を部分的に活用する
ビジネス動画の活用事例はたくさんあります。基本は、「人がやっている仕事を、人の代わりに動画でやらせる」という発想ですから、一見すると「それは難しいだろう」と思われがちです。
もちろん、人がやる複雑な仕事の代わりを、動画がそのままこなせることは少ないでしょう。
一つのポイントは、作業を項目ごとに細分化することです。
人がやっている作業を細分化して、「どこかの工程を動画に担当させられないか」と考えられるかもしれません。それが動画活用の候補になるわけです。
例えばアフターフォロー動画
商品・サービスを販売した後に発生するのが「アフターフォロー」です。売っておしまいの時代ではありません。
商品を買ってもらった後に、
- 正しく使えてますか?
- 問題ないですか?
そういったフォローをすることによって、購入者は「リピーター」になる確率がグンと増えます。
この時にも動画は使えるでしょう。必要なメッセージが定型的なものだからです。
動画をどのように活用するかという話
「説明をするためには、常に動画が優れているか?」と言うと、そんな事はありません。全て綺麗な動画にする必要はなくて、実際には、「動画に適した情報」は、ほんの一部であることも多いんです。
例えば、取扱説明。
説明のほとんどは、説明書の文章を読めば理解できますし、効率よく内容を把握するために、大部分は、文章で読むことが有効でしょう。
でも、
- この部分は文章で説明が難しい
- 文章の説明だと、人によっては違う認識をしてしまうかもしれない
という部分が出てきます。
その部分だけ動画にして見せることで、誤解なく「一目瞭然」という形で理解ができる場合があります。
具体例な活用例として、紙の説明書の中で「この部分をより詳しく見たい人は、このQRコードから動画を見てください」というような案内ができます。スマホを使えば、インターネット経由で補足動画を見せられるので、これを利用します。
逆に、動画がメインで、補足資料として文章の書類をつけるというようなやり方もあります。教材などがそうです。動画教材の副教材として、文書データを使うことは一般的です。
このように、一口に「動画活用」と言っても、「全て動画ファイルで完結させる」という方法の他に、「動画と文章の組み合わせ」をうまく使う選択肢もあります。
参考になれば幸いです。