動画活用 はじめの一歩
ビジネス動画を大げさに考えていませんか?
さまざまなデータが、「動画の有効性」を証明しています。ここでは、改めて「どうしてビジネス動画活用が有効か」については触れません。
- 動画活用に抵抗がある方
- 動画活用に全く興味がない方
には、説明しても無駄ですし、大半の方はすでに、「できれば動画も活用したい」と考えているからです。
これをお読みのあなたも、「確かに動画にはいくつかメリットはありそうだ」と感じつつ、
- うちの商品/サービスは訴求しづらそう
- コストが高く付きそう
- 完成までに時間が掛かりそう
という理由から、まだ、動画を活用されていないのではないですか?
簡単に言うと、動画を少し大げさに考えている事が多いようです。
見栄えのする、テレビCMをイメージしないでください。
多くの動画は、むしろ、チラシ広告に近いものです。しかも、チラシを印刷してアルバイトスタッフに配布させるのと比べると、費用も同じか、やや安くつく筈です。印刷物のように在庫が発生せず、情報の変更も容易です。
伝えられる情報量が多いので、簡単な動画でも、商品/サービスのイメージを、よりリアルに伝えられることはご存知の通りです。仮に、新しいビジネスを立ち上げた状態だとすると、「まず手始めに動画作成」というくらい、実は手軽なメディアが「動画」です。
パンフレットの内容を動画化する
「うちの商品/サービスをどうやって動画化すればいいのか?」とお考えの方は、まずは、会社紹介や商品・サービス紹介のパンフレットを、動画化することを考えてみてください。
多くの会社では、すでにパンフレットをお持ちでしょう。営業ツール、参考資料として、普段お使いだと思います。自社パンフレットの写真、文章などは、自由に使用できる筈ですから、「商品・サービス紹介」の1項目について、写真・文言を順番に組み合わせて、動画にします。イメージとしては、「パンフレットを使いながら説明する営業マン」を動画で再現する感覚です。時間と映像編集の技術があれば、内製化も可能でしょう。
動画に表示させる要素は主に3種類です。
- 営業マンと同様に説明する「ナレーション音声」
- 「文字」
- 内容に即した「画像・映像」
これらの要素を、ストレス無く見られるように編集して動画を作るのが基本です。
制作の工程を簡単に説明すると
- ナレーション原稿を作成する
- ナレーション音声を用意する
- ナレーションのタイミングに合わせて、画像を配置する
という流れになります。
パンフレットを元にした動画ですから、もちろん、内容はパンフレットと同じです。
「それでは意味がない」と勘違いしないでください。全く違うのは、読む側、見る側の負担です。
自分の意思で冊子のページをめくり、文章を読んで理解する行動は、実はかなり大きなエネルギーを使います。コストを掛けてパンフレットを配っても、わざわざ見ないものです。
それに対して、同じ内容が「動画」になっていれば、「再生ボタンを押す」という行動さえ促すことができれば
- 読む
- ページをめくる
というエネルギーを使わず、受動的に情報を得られます。
パンフレットの「字面を流し読みする」のと違い、ナレーションを使うことで、「聴覚」で補足することもできます。パンフレットと同じ情報だとしても、伝わり方の種類が違うわけです。
完成動画をどう活用するか
まずは、ビジネス動画の第1弾として、「パンフレットの動画化」はオススメです。完成した動画は、YouTubeやHP、SNSで見られるようにするのはもちろんですが、見つけてもらうまで待つ必要はありません。
メールを使った営業で、特定の相手に、直接、動画のURLを知らせることで一定数は見てもらえます。業種にもよりますが、営業の第1段階として、有効な活用法を探すことは可能でしょう。この様な動画は、「チラシ」に近いものです。
動画を見た人に、次にどのような行動を取って欲しいか考慮した、営業設計をしてみてください。