【裏技】元手ゼロで販売コンテンツを作る方法
目次
「収入=時間の切り売り」という呪縛
「収入を得るために働く」。これは当たり前のことです。ただ、問題なのは、多くの人が「収入=時間の切り売り」という手段しか発想できていないことです。時間の切り売りには、「働きさえすればお金になる」という利点はありますが、何らかの理由で働けなくなった途端、収入はゼロになります。
特に、顧客と対面する形でビジネスを行なっている個人事業などでは、終わることのない体力勝負が続くため、大抵の場合、同じ収入を確保するのが段々と厳しくなってきます。
本来、収入は「時間」でなく、「価値」の対価として得るべきものです。
価値を提供するたびに、自分の時間を費やさなくても良い方法があります。それが、コンテンツビジネスです。
必要不可欠な「コンテンツビジネス」の要素
ここで言うコンテンツビジネスとは、顧客にとって価値のある情報を、「そのまま販売できる形」にまとめておいて、「欲しい」という人に提供するビジネスのことです。月極駐車場もそうですし、書籍の出版や教材の販売もこれに当たります。
もちろん、自分の収入の100%をコンテンツビジネスから上げることは難しいでしょう。コンテンツビジネスに取り組んでも、最初の収益は微々たるものかもしれません。
しかし、はじめは僅かだとしても、「自分の時間を切り売りせずに得られる収入」の可能性に気付いた人は、次第に増えてきています。
不労所得も「労働」で作る
コンテンツビジネスは、不労所得の一種と言えます。ただ、「不労」というのは誤解を受けがちな言葉です。
- 先祖代々持っている「土地」を貸すだけで所得を得る
- 既に構築されている既得権益グループに入っている
というように、特殊で、やや「ずるい」印象を持たれがちなのが、「不労所得」という言葉でしょう。
しかし、既に説明した通り、「不労」とは、「その所得のために時間を切り売りしていない」というだけの事です。
例えば、私もコンテンツビジネスで不労所得を得るために、電子書籍を出版したり、オンライン講座を作って販売したりしていますが、それらのコンテンツを作る作業は、紛れもない「労働」です。物によっては、数週間、数ヶ月掛けて作ったにもかかわらず、半年間、ほとんど売れないということもあります。
しかし、「コンテンツ」の大きな強みは、それが「資産」になってくれることです。
特に、インターネット上で販売できる「デジタルコンテンツ」の場合は、「在庫」という概念がないので、売れなくても保管に費用が掛からず、売れても補充の必要がありません。その商品を購入することで、価値を感じられるであろう人々に、効果的に商品を紹介することだけ続けていれば、数年前に作ったコンテンツが売れて、それに満足した人が別のコンテンツも購入してくれる、という状況になり得るわけです。
「余裕ができたら取り組みたい」という矛盾
私は動画や電子書籍などを自分で作れるので、ほぼ、外注費を使うこと無く、自由にコンテンツを制作できます。フリーランスですので、制作時間も自分の裁量で確保できます。
しかし、多くの人は、「自分で販売用のコンテンツを作って、コンテンツビジネスを始める」ということに高いハードルを感じるでしょう。確かに、自分で動画コンテンツを作るスキルを習得したり、コンテンツ制作を外注したりする事には、それなりのコストが掛かります。
「今は余裕がないから出来ない」「余裕ができたら取り組んでみたい」という声はよく聞かれます。
しかし、考えてみてください。
余裕が無いから、危機感を持っているから、コンテンツビジネスを始めるべきなのではないですか?
日々の仕事が忙しくて、時間が取れないから、時間の切り売りではない「コンテンツビジネス」が有効なのではないですか?
もちろん、販売用のコンテンツを、全くコストを掛けずに作ることは不可能です。しかし、コンテンツを作るための、外注費をゼロにする方法は存在します。
カギは「コラボレーション」
「カメラを止めるな!」という映画をご存知でしょうか?
低予算作品ながら異例のヒットで話題になった後、「スタッフや出演者には僅かなギャラしか支払われていなかった」ということで製作者に非難もされた作品です。
この外野からの非難は全く不当なものです。元々、「ギャラは僅かでも良いので参加したい」という人々が集まって作られた作品がたまたまヒットしただけで、契約上問題はありませんし、実際に主要な関係者は狙い通りに自分の知名度を上げられて、不満は無いはずです。利害は一致していたということです。
コンテンツ制作も、販売者と制作業者の利害が一致すれば、コストを最小限に抑えられるはずです。
これは、あくまで私の例ではありますが、
- 若手の落語家の落語を撮影してDVDを作る
- インディーズプロレス団体の試合や練習風景、インタビューなどをまとめてDVDを作る
という事を、無料で行う可能性もあります。これは、無償ボランティアなどではなく、私もビジネスとして成り立つと考えるからです。
具体的な条件は、
- コンテンツに十分な魅力があること
- 完成したコンテンツを、依頼者が積極的に宣伝・販売してくれる事
- 利益を折半するなど、高い比率の成果報酬を得る契約ができること
などです。
- 提供側はコンテンツビジネスを、外注作業無料で始められる
- 制作側も収入を得られるコンテンツのラインナップが増える
という形で利害が一致する場合に実現する、理想的なコラボレーションと言えるでしょう。
商品のポイントは「切り口」
自分が何を提供できるのか? 何を提供すべきか?実は、本人の判断は多くの場合、ズレてしまっています。自分のコンテンツを販売する私も、常に反省する部分です。
判断のズレは主に2つあります。
- 「自分の持つ知識やスキルには、購入するだけの価値はないはずだ」という判断
- 「この部分こそが価値のある部分だ」という判断」という判断
順に説明します。
あなたに、ある程度の知識や技術があれば、それは価値になり得ます。もちろん、適切にまとめられた情報も、あなたと同等かあなたより上のレベルにいる人にとっては、購入の価値はないでしょう。
でも、あなたのレベルに達していない人にとっては、まさに今必要な情報である可能性があります。販売に値するコンテンツが作れるということです。
あなたが提供すべきと思っているコンテンツに、あなたが思っているほどの価値が無い事もよくあります。
例えば、舞台演劇の映像。
舞台を撮影して販売している劇団もありますが、それを購入するファンが一番価値を感じられるのは、実は「本番の舞台映像」では無いことに、多くの人が気付いていません。
- 役者が一生懸命に稽古している姿
- 演出家が試行錯誤して悩んでいる心境のインタビュー
- 運営の大変さ
これらの実情を「特典映像」として盛り込んだDVDを作ったりすれば、ファンは一層、応援したくなるはずですが、大抵の場合は本番映像だけです。
正直に言って、ライブの魅力は映像では半分しか伝わりません。映像では、映像の武器を効果的に使わなければ、魅力的なコンテンツにはならないんです。
商品は作者の自己満足のためでなく、ファンの満足のためのものです。舞台演劇や自主制作映画では、たとえ作者にとっては不本意でも、「完成作品より、その裏側・メイキングの方がファンにとっては魅力だ」という事実に気付かなければいけません。
映像とマーケティングの知識を持った「部外者」でないと、これらの判断は出来ないかもしれません。部外者であれば、「あなたにとって当たり前」で「価値を感じない事」が、「発信すべき価値のあること」と気付けます。
升田企画では元手ゼロからの「コラボレーション企画」を積極的に検討しています。元手ゼロプランの場合、文字通り、金銭的な負担無しで販売用コンテンツが用意できます。
検討をしてみてはいかがでしょうか?
「こんな事をしているが、コンテンツビジネスは作れないだろうか?」というご相談を歓迎します。