社内で動画を活用する方法

その業務は本当に必要ですか?

ビジネスをする上で、「直接、売り上げに結びつく業務」と「売り上げにはならないが、必要な業務」があります。

作業者は、同等に重要と感じているでしょう。しかし、売り上げに直接繋がらない業務は、やり方を精査してみるべきです。出来るだけコストを抑えるための、仕組み上の工夫ができないか。やり方を変えることで目的を早く達成できないか。その業務を安易に「必要悪」と決めてかからず、「今年は去年より良くするんだ」という意識があれば、試すべき方法はあります。

ただし、大きな障壁があります。それは「行動を変えたくない病」です。この病の人に、いくら論理的に

  • こういうやり方をすれば、効果が出る可能性があります
  • コストも充分に小さくて、リスクもほとんどありません

と話しても、まず無駄です。なぜなら、理屈はともかく、その人は「変えたくない」からです。事情はそれぞれでしょう。「従来と違ったことをやると叩かれる」社風があるのかも知れません。

  • 改善にエネルギーを使いたくない
  • 現状維持で自分が定年まで過ごせれば、それでいい

という人もいます。残念ながら、全ての人が、高い視点で利益を考えられる訳ではないのです。

あなたがどちらのタイプか分かりませんが、「現在のやり方は変えない」ということを最優先にしているなら、以降の実例や提案は、読むだけ無駄になると思います。

しかし、あなたがある程度、「高い視点」、「広い視野」を持って組織の利益を考える立場にあるとしたら、この提案を検討してみても無駄にはならないと確信します。

事例1 社内の合同説明会

私が過去に在籍していた企業では、定期的に合同の説明会がありました。

  • 社内システムが変更になったとき
  • 定期的なセキュリティー教育

などです。説明会の時間は自分の全ての業務をストップして、出席しなければなりません。説明会は社員の都合に合わせて数回開催するので、説明を担当する社員はその回数分、自分の本来の業務ストップを繰り返すわけです。

説明会の中で、活発な質問のやり取りや意見交換があればまだしも、社員は、ほぼ一方的な説明を聞くだけです。

考えてみてください。新しい情報を説明会のような短時間にインプットさせられて「質問はありませんか?」と言われても、説明に不備がない限り、その場で出る数は限られています。

説明会のコストに見合うだけの効果があると思いますか?

「会社は言うべき事を伝えた。特に質問は無かった」というまさに形式だけの説明会になっているとは思いませんか?

事例2 新人教育

職場に配属された新人に教えることは盛りだくさんです。もちろん、新しい戦力を育てることは重要な仕事です。

でも、単純作業でない限り、当分の間、新人の働きは充分な利益を生みませんし、その間、教育係である社員の生産性は、著しく下がってしまいます。また、教わる側も、毎日、慣れない新しい情報を詰め込まれて、なかなか消化しきれないものです。一度聞いた説明を繰り返してもらうのも気がひけて、よく理解できないまま、うろ覚えの状態で業務を進める、という事もよくあります。

解決案

これらの問題に共通するのは、以下の点です。

  • 主に一方通行の情報提供である
  • 繰り返し行う必要がある

この状況を、少ないコストで解決する手段があります。それは、「動画を活用する」ということです。

事例1 合同説明会の場合

事前に説明の様子をビデオに撮って、無駄なく編集した映像を用意します。社内のサーバーに映像データを置いておくなどしておけば、各社員が、都合に合わせて「スキマ時間」に目を通すことができます。ビデオを見た社員からの視聴報告や質問事項を集計して、「よくある質問」として随時追加すれば、伝えたいこと、知りたい事を無駄なく補足出来ます。強制的に決まった時間を拘束されるのと違い、社員が自分の裁量で視聴時間を確保できるという意味でもコストを最低限に抑えることになります。

説明を担当する社員も、実際に時間を使うのは録画時の一度だけですし、毎年、変更点だけ追加撮影すればいいので、大幅なコスト削減が期待できます。

事例2 新人教育の場合

必要最低限の事項をビデオカメラの前で説明したり、実際の作業をやって見せたりしておけば、教育を受ける側が、必要だと思ったときに自発的に確認できます。複数の人数に同じ説明を別々に行っている場合や、毎年同じ説明をする場合など、単に動画を活用するだけで、コストが激減するでしょう。

コストが下がるだけではありません。ただでさえ、遠慮がちな新人社員が、気兼ねなく説明を再確認できるのです。教育効果としても格段に向上します。

改善のために出来ること

これらの動画は、撮影と編集の環境さえあれば、ご自身で制作することも可能でしょう。社外にPRするための映像ではありませんから、映像的なハイクオリティーも不要です。

ご自身で制作される場合は、是非、以下の点にご注意ください。

  • 必要最低限の分かりやすい映像
  • 聞き取りやすい音声
  • 的確な編集

これらの点に気を付けてれば、充分、役に立つビデオコンテンツになります。もし、外部への制作依頼をお考えでしたら、升田企画をご検討ください。

升田企画では過度にハイクオリティーの映像を実現させて、余計な経費を請求することはしていません。あくまでも実用優先の映像制作を得意としています。

他の映像業者では敬遠しがちな、「お客様が撮影した映像」を活用した映像コンテンを制作も承ります。なぜ、通常の映像業者がお客様の撮影した映像使用を敬遠するか、というと、お客様が撮影した部分は、実用面では何の問題がなかったとしても、どうしても映像的なレベルが落ちてしまいます。「映像のクオリティー」を「売り」にしている業者にとっては、自社の撮影技術を疑われかねない「作品」を残したくないのです。

升田企画にとっては、映像はあくまでも実用品です。お客様の撮影した映像を使うことで、実用品としての動画コンテンツを制作することに抵抗はありません。

また、お客様がご自身で撮影することは

  • 撮影現場に部外者を入れられない場合
  • 制作費を少なく抑えたい、という場合

などに特に有効です。具体的にお困りの事例をお知らせいただければ、適切な解決案をご提案いたします。事例によっては、ビデオ活用ではなく、内部での改善案を無料でご提案するだけになるかもしれません。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

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    升田企画では、お客様の課題、「こんな事に困っている」という声を少しでも多く収集することが、的確なサービスをご提供するための基礎情報になります。ご相談・お問い合わせは歓迎します。

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