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デジタル時代の新・映画制作法
週末映画監督がたった3週間で賞を獲った裏技 Kindle版
昔ながらの「映画」の体裁の映像作品は、非効率的なやり方が、王道とされたままです。私は、30年以上、趣味の映像制作を続けているうち、発想の転換による新しい手法を確立しました。
その手法を使えば、従来のやり方では到底達成できないほど、極めて短期間で映像作品を作ることができます。初めの実験として、7日間でモンスター映画を作った経緯は、既刊「7日間で作る 特撮映画入門」で発表しました。
そして今回は、同様に短期間で制作した映画を、地元のコンテストに出品してグランプリ受賞を目指そう、という挑戦をしてみました。これらは、「映画制作」に新しい手法を応用した例です。
第1弾として「モンスターマペット」の作り方を出版したところ、まずまずの評判だったので、同時期に製作していた遺跡ミチュアの製作も、同じように写真をふんだんに使った体裁で解説してみました。
最近では、低予算で映画を作る際にCGを活用することが一般的です。
しかし、より作家性が出て、しかも、制作者側が「物を作る楽しさ」を味わえるのが、アナログチックな小道具の活用です。
工作入門シリーズの第1弾では、B級モンスター映画の撮影に欠かせない、「モンスターマペット」の制作過程を、120点以上の写真を使って解説 します。
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「7日間で作る 特撮映画入門」
内容紹介:
「7日間でB級モンスター映画を作る」という企画の全貌を、余すところ無く解説。
以下は、映画製作以外のジャンルの電子書籍です。
「自分史を書いてみたいなあ」
そういう人が増えています。
「でも、原稿用紙で何枚くらい書けばいいんだろう?」
「原稿を書いた後、どうやって形にすればいいんだろう?」
と分からないことだらけかもしれません。
私は、出版社や新聞社がアマチュア向けに提供している、「自分史共同出版」のやり方に対抗して、
●長文を書き慣れていない人でも、最後まで挫折せずに形にできる
●知り合いや関係者も楽しめる
という「自分史」を制作する方法を提案します。
これをお読みになり、自分史を作ってみたいと思った方は、通常のやり方ではちょっと考えられないような短期間で、オリジナルの自分史を完成させることができるでしょう。
目次
・はじめに
・1章 盛んな自分史ビジネス
・2章 なぜ自分史を書きたくなるのか
・3章 従来の自分史の書き方と問題点
・4章 気軽に楽しく自分史を作る方法
・5章 ビデオを活用した裏技(逆転の発想)
・6章 映像版から書籍版へ変換する
・7章 簡単な撮影方法
・8章 ビデオ編集
・さいごに
小劇団のための舞台撮影入門
本書は、舞台演劇を撮影して、動画コンテンツを作る際の参考として書いたものです。
動画コンテンツには、
・単なる「記念」や「記録」
・ 販売用の「商品」
の2通りがありますが、私は「商品」としての動画コンテンツ作成をオススメします。
「記念」や「記録」の制作費はコストとして残ってしまいますが、「商品」として制作すれば、制作費は簡単に回収出来るからです。
「演劇活動は神聖なものなので、チケット代以上の収入を得てはいけない」とお考えの方には、何の参考にもならない本です。
「好きな演劇活動を続けるために、少しでも状況を改善したい」という方のみ、この先をお読みください。
公演だけであれば、終わった後消えてしまうのに対して、映像コンテンツを作れば、地方に住んでいて、一生のうちに一度か二度しか下北沢に観劇に来られない、「演劇ファン」に、自分の劇団の作品を見せることが出来ます。
一度もライブに来られなくても、新作DVDが出るたびに購入してくれるファンになるかもしれません。
そのファンは、DVDを見せることで、勝手に劇団の宣伝をしてくれるかもしれません。
あるいは、公演に来て感動してくれたお客さんのうち、一定の数の人は、過去の公演DVDを購入します。
それは、自分のコレクションとして欲しい、という動機の他に、家族や知り合いにもこの劇団の公演を教えてやりたい、という動機があるからです。
「ビデオを作ってしまうと公演の客が減る」と心配する人がいます。
でも、公演に来ずにビデオで好きな時に鑑賞したい、というニーズの方が重要ではないでしょうか?
私が強く提案するのは、「舞台公演のビデオ版」を作って販売することです。
これを行うことで、公演だけで勝負していた状況から、色々な戦略を立てられるようになります。
本書を書いた動機の2つ目は、「ビデオカメラの性能向上」です。
公演の撮影は、(慣れればですが)必ずしも映像業者に依頼しなくても、必要最低限の品質にはできます。
もちろん、値段が10倍するプロ用のカメラと全く同じ映像にはなりません。
数百回も撮影しているプロのカメラマンと同じ技術で撮影はできません。
しかし、映像業者の品質が100点だとして、販売用の公演ビデオに必要な映像の品質は、70点くらいで十分なんです。
それは、舞台公演ビデオの「本質」は、単なる「映像の品質」ではなくて、あくまで「舞台の内容」だからです。
中には、映像の品質に徹底的にこだわって撮影する業者もいます。その中には、映像も構図も綺麗なものの、「肝心な瞬間に、大事な役者の姿を全く捉えていない」という、滑稽なものもあります。
これなど、映像業者が、「演劇では何を撮るべきか」を全く理解していない、残念な例です。
それに比べれば、たとえ、70点の映像品質でも、役者の動きや表情を必要最低限、しっかり捉えた映像の方が、遥かに価値があることは、説明するまでもありません。
観客が、その映像で舞台の「本質」を鑑賞できるからです。
つまり、本書は、
・劇団のためにも、観客のためにも舞台の映像版を作って販売しましょう
・ビデオ制作費を半分に抑えるために、撮影は自分たちで出来るようになりましょう
という、提案とアドバイスです。
ここまでの話を聞いて、
・いや、やっぱり演劇は映像化すべきでない
・そもそも演劇で収入を得るのは良くないことだ
とお考えの方は、ここでお別れです。
どうぞ、これまで通り、経済的な問題には目を瞑って、演劇活動をお続けください。
それが間違いだと言うつもりは毛頭ありません。価値観はそれぞれですから。
「舞台映像のビデオ版を製作して販売してみよう」と思われたのであれば、この本の情報はきっと役に立つはずです。