行動するからやる気が出るという話

なかなかやる気が出ないときは、割り切って徹底的に何もしない状況にしてしまう事があります

しかし、やる気というのは純粋に自分の中から湧いてくるものではないかもしれない、という気もします。本を読んで何かを知ったり、誰かの活動を見たり、人と話したり、という「外的な刺激」によってやる気が出てくるようです。何かやりたいこと、やらなければいけないことがある、でもやる気が出ない、という事はよくあります。というか私の場合は慢性的にそんな状況です。

やる気がないときというのは、非常に論理的に「やれない理由」を組み立てていることに気付きます。例えば、

今から粘土細工を始めようとしても、準備に時間がかかる。

作業を始めても調子が出てくるのに一時間くらいかかる。

ということは今日の残り時間を考えると、調子が出てから一時間弱しか作業できない。

いっそ、今日はやめて、来週のまとまった時間に作業する方が効率がいい。

という具合に、あたかも効率を優先したかのような理由で、やることを先伸ばしにしてしまいがちなのです。

ここで、仮にそれほどやる気が無かったとしても、作業を始めてみるとどうなるか。経験上、手を動かしているうちにやる気が出てくる、という事を知っています。

効率は悪いかもしれないが、まず行動することで勢いをつけて、やり方を徐々に修正していく。これは粘土細工に限らず仕事でも同じ場面によく出くわします。想定していた困難はたいした度合いでなかったり、軽く考えていた問題が致命的だったりと、やってみなきゃわからないことが、かなりの割合で存在します。

特に、やる気がないとき、というのは頭を使わず、形だけでも行動してみると、とりあえず目先の小さな問題に対処することになるので、それをクリアする、ということを繰り返すことで、やる気が無いなりに成果を出せます。そして現金なことに、成果が出るとやる気も出てくるのです。

何で自分のやる気を出させるために、自分でこんなプロセスを経なければいけないのか、馬鹿馬鹿しい気もしますが、そんなもんです。

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