お疲れ様!　W-ZERO3

実際にはNexus7を使いはじめてから全く使っていなかったのですが、今日2015.1.18、完全にPHSのW-ZERO3が引退しました。契約していたPHSの契約は解約せず、通話用の機種に変更しました。まあ、どうしても通話する必要があるときの、いわば非常用です。 震災があった当日も、PHSは比較的正常に通信ができて、重宝してました。PHSを持っておこう、というのは、そのときの体験を根拠にしてます。
元々、電話を使わないたちで、家の固定電話も、床屋の予約くらいにしか使わないので、実際にはPHSを使うことはほとんど無いでしょう。

W-ZERO3という機種は、通信方式はPHSながら、インターネット、通話、メールが出来て、現在全盛のスマホの原型のような機種でした。小さなキーボードが付いているのが特徴で、ワードやエクセルのファイルを作成できました。
それまでは、電車の中でメモ帳にシナリオや小説の下書きを書いて、後からそれを入力しなおす、ということをしていました。

W-ZERO3を使うようになってからは、テキストデータを直接入力できるので、これでいくつもシナリオや小説を書いたり、撮影予定表を作成したり、と、私の創作活動で大いに活躍してくれました。

家でじっくりと文章を書くより、通勤電車の中で窮屈な姿勢で書くほうが、不思議と集中して文章が書けました。キーボードが付いているので、長文のメールもPCと同じ感覚で入力でき、物にあまり執着の無い私にしては珍しく、気に入った道具でした。
若干小型の後継機種が出たときに買い換える選択肢もあったのですが、バッテリーの持ちが期待ほど良くない印象なので、さらに次の機種を待とう、と思っているうちに、その系統の機種は無くなってしまいました。

私が、会社員として毎日通勤電車に揺られる生活をする上で、その通勤時間を有意義にしてくれたという意味で、W-ZERO3に敢闘賞を与えたいと思います。