道徳心が落ちると高くつく社会
月極の駐車場を借りて車を停めてます。
今借りているところは、大通りに面していて便利な面もあるのですが、横を自転車や歩行者が通るので、ぶつかる危険性は高いわけです。
そういう傷が付くことを極端に避けたい人は、なるだけ歩道から離れた場所の位置に車庫を確保すると思います。
私は、まあ、不可抗力で付いた傷は仕方ないだろう、という程度の覚悟はあるので、むしろ、歩道の横に停めっぱなしの車のリアウィンドウに、何らかの広告を表示できないかなあ、ということを考えていたくらいです。
しかし、今週、車を悪戯されて、そういう気は全く失せました。
車の屋根の上に付いているアンテナが無理やり折られて、地面に落とされていたためです。
たまたま持っていた荷物が当たってしまった、ということは考えられません。
こうなると、道行く人は悪人前提で考えないといけなくなるわけで、広告など出して目を付けられたら何をされるか分かったものではありません。
早々に不動産屋に行って、別のスペースが空き次第、場所の変更をしたい旨、お願いしてきました。
こういう器物破損の犯罪が一定の比率以上になると、防犯カメラが必要になったり、鍵付きのガレージに車を入れなければならなくなったりと、どんどん無駄な出費が増えます。
つくづく、道徳心が低下して人が信用できなくなると、ただ安全に生活するためだけのために、無駄に金が掛かる社会になるなあ、という感じです。
社会が上品になって、「悪い事をしたら、ぶん殴られて痛い思いをする」という体験が絶対的に不足してるせいじゃないですかねえ?