必要だから買う vs 買ったから必要になる
「断捨離」はどこまで有効か?
「物が無かった時代」というような言い方をします。
例えばエアコンが無かったり、車が無かったりという生活が前提だと、それを手に入れた時にまず大きな満足感を得られて、それを使うたびにさらに喜びを実感できるでしょう。
私も子供のとき、父親が小さな中古車を買ったとき、車に外付けのクーラーを付けたとき、家のテレビを多少大きいもの(今の基準からすると小さいですが)に買い換えたときのことは鮮明に憶えています。
自分で初めてビデオカメラを買って、色々と撮影しはじめたときも、大きな満足感を覚えました。
ところが、元々、高価なものに興味が無いので、必要な実用品が一通り揃ったあとは、車やカメラを買い換えてもそれほどの満足感は得られないんですね。
この数年は「断捨離」というのが流行って、最低限必要なもの、大事なもの以外は捨てよう、ということを実践する人も多いようです。
私は、根が貧乏性なので、手に入れたものをなかなか捨てられません。「それ要るの?」と言われれば、ほとんどのものは「要らない」と判断できるものばかりですが、それらを捨ててしまうと、欲しいと思って手に入れたり作ったりしていた自分を否定するような気がするのです。恐らく実際には捨てて大きな後悔はせずに、記憶からだんだん消えていくだけでしょう。荷物を置くスペースは限られているので、自分をだましだまし、無くても問題ないものを捨てるようには心掛けてはいます。
ところが、店頭でふいに面白いものを見つけて、「あ、これ便利そう」と思ったものが非常に安かったりすると、やっぱり買ってしまうんですね。それがあることによるメリットを出来る限り頭の中でリストアップしてしまう。
先日、近所のリサイクル屋を覗いたときに見つけたのがこれです。
ビデオカメラを固定できるショルダーパッドの中古品(¥980)。
カメラを片手に散策したりする時、両手が空けられるのです。撮影するときは、カメラを手で支えないと無駄にぶれてしまいますが、撮影していないときに手が空けられるのは魅力です。
普段はついついカメラをリュックに入れてしまったりするので、肝心な時にカメラを出す手間が掛かったり、出すのが面倒で結局撮影しなかったり、ということも良くあります。
使ってみると、歩きながら撮影することには全然向いていないのですが、荷物を持って移動を繰り返しながら撮影するような場面では、使えそうな気がします。買ってしまったからには活用するために、色々とコンテンツ作りに利用しようと思います。コンテンツの制作ペースが上がるだけでも、買った意味はあると思うのです。
「断捨離」のメリットが得られないのであれば、ものを持っていることによる、生産性というメリットを得よう、という考えです。
ビデオカメラは身近になりました。でも、使うのは旅行や運動会だけという人が多いでしょう。
撮影自体にお金は掛からないのですから、せっかく持っているビデオカメラをもっと気軽に活用しませんか?例えば趣味としての映画作りも可能です。
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