低予算で本格B級モンスター映画を作る方法（20）・室内セットの工作と合成
理想の撮影場所がなければ作ってしまう
撮影に欠かせないのが「撮影場所探し」です。わずか数分のシーンに使う場所をロケハンで探し出して、撮影時にはスタッフ、キャストがそこで撮影をする、というのが王道映画術です。
今回、保安官事務所らしくみえる外観の建物を見つけたことで、保安官事務所のシーンを想定しましたが、撮影場所については全くアテが無かったので、いっそのこと、絵コンテ通りの部屋をミニチュアで作ってしまおう、ということになりました。
印刷した紙はスチロール版に貼っておきます。組み立ては接着せずに、ピンで仮止めするだけで撮影します。
組み立ててしまうと、手前の壁が邪魔で、撮影できなくなるからです。ピンで止めて組み立てると、色々なパターンに出来るので、部品も流用できたりして便利です。
この組み合わせでは、窓の付いた壁を、廊下の壁として流用してます。
これが合成済みの映像。適当に実物の家具や、ミニチュアのテーブルの写真を撮って重ねていきます。
完成品では、机の上にもう少し小物が並ぶ予定。
今回の企画では「邪道映画術」を駆使しています。その流れとして、図らずも「理想的な撮影場所がなければ、ミニチュアで作ってしまう」という手法を試すことになりましたが、低コストで映像作品を作る上での可能性が広がることを証明できたのではないかと思います。
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・２日目 シナリオ作成
・３日目 背景撮影
・４日目 絵コンテ作成
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