低予算で本格B級モンスター映画を作る方法（21）・怪物全身モデル

モンスター映画にはやっぱり怪物の全身モデルが必要だった

Ｂ級モンスター映画において一番肝心なのは怪物です。しかし、今回の企画では、怪物の登場を極力少なくして、できればアップがチラッとしか映らない、という状況で成り立たせられないか、と甘く考えていました。

そのため、製作したモデルも、手を入れて口を開閉させる、上半身アップ用のものだけだったんですが、シナリオを作成した段階で、全身モデルも必要ということになった訳です。

造形のアラは塗装で何とかカバーする事にします。筆塗りではウレタンへの塗装が出来ないので、いつもの水性アクリル絵の具をエアブラシに入れて、スプレーして着色します。

手前は上半身のマペット、が全身モデルです。塗装のアラは撮影でカバーしたいと思いますが、「撮影のアラは編集でカバー」と言っていると思います。

今回、色々な作業を通常の数分の一の期間で行なっています。全て突貫工事的な粗雑さは否めないのですが、実感として、完璧を求めて長い時間を費やすより、時間的制約を設けて割り切って作業を進めた方が、数倍の収穫がある気がします。これは、ビジネスなど、様々な場面でも共通する本質かもしれません。

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