初めての合成撮影におすすめのクロマキー撮影キット
何はともあれグリーンバックを用意しよう
クロマキー合成によって人物の背景を合成するためには、グリーンバックのシートを使うのが一般的です。
特殊なものである必要は無く、緑色の画用紙でも布を買ってきて繋ぎ合わせたものでも全く構わないのですが
何度も使うとしたら、値段的にも専用の商品を買ったほうが安上がりです。
普段、私が撮影に使っている商品を中心に紹介します。
写真にはスタンドも映っていますが、布のみです。幅が狭いので歩き回る撮影はできませんが、自宅での撮影などでは重宝します。
スタンドを使わない場合、壁にピンで止めたり、物干し竿から吊ったり、という工夫が必要です。
販売中の「映画主演キットvol.1・B級モンスター映画」は、このグリーンバックのサイズで撮影できるようになっています。
難点は、写真より色が濃い緑なのと、生地が薄いので後ろに光を反射するものがあると、透けることがある点です。横方向に2歩以上歩く演技はほとんど撮れません。
最大幅3m、高さ2mまで拡げられる簡易スタンドです。華奢な作りなので、野外では使えませんが、自宅撮影では重宝します。オススメです。
B級モンスタームービー「暗黒魔獣ワニガメイーター」の撮影に使用した商品です。
色が良くて綺麗に合成できます。素材的にはこれがオススメです。
充分な面積があるので、本格的な撮影をする場合には大変便利ですが、大きすぎて自宅では全く拡げることができません。
そのため、私はもう1セット購入して、半分に切断しました。
切断しても3m x 3mあるので、ほとんどの撮影に対応できます。
3m x 3mであれば自宅撮影では十分です。これを最も多用しています。
動きがない撮影やミニチュア撮影に使う時は、シートを畳んだまま省スペースで使うこともあります。
上記のシートを持っているので、私は購入していませんが、もし今から1セット新規で購入するとしたら、これを選ぶという商品が以下のものです。
他も使えそうなものを、列挙しておきます。スタンドの有無などに注意してください。
MVGでは、新しい創作系の趣味を始める方に映画作りをオススメしているのですが、従来型の映画製作では撮影の制約が多いので、積極的にグリーンバックをはじめとした、特撮手法を活用して、より手軽に映画製作をすることを提案しています。
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