ビデオ撮影のコツ・カメラは動かさないのが基本
カメラワークは使わないほうが無難
ビデオカメラの罠は、本体が小さくて軽いことです。
片手で持てて、楽に向きを変えられるため、多くのアマチュアビデオカメラマンの映像は、画面が揺れすぎて見ていられないものになってしまいます。
カメラの動きは大きく3つあります。
- カメラを左右に振る「パン」
- カメラを上下に振る「チルト」
- カメラに映る角度を変化させる「ズーム」
これらは必要から最低限で使う分には効果的なのですが、実はそれ自体、結構難しいのです。操作自体は簡単なので多くの人は気軽に使いすぎです。
映像のお手本にするのはテレビや映画だと思いますが、プロのカメラマンは高い技術があるので、安定した映像を簡単に撮影しているのです。これはなかなか真似できない筈です。
本来は、写す対象が動いているものであれば、カメラはじっと固定して撮影していればそれでOKです。見ている人は演出としてのカメラワークを見たいのではなくて、映っているものの動きを見たいからです。スマホで撮影した、「ペットの面白い行動」にカメラワークは不要ですよね?
見ている人にストレスを与えるカメラワークは避けなければなりません。
しかし、逆に、画面に変化が無さ過ぎて見ていてストレスが溜まる、ということがあります。そういう時にカメラワークは有効になるのですが、前にも書いたように、手持ち撮影でのカメラワークそのものが、実は難しいのです。
見ている人を退屈させないように、かつ、ヘタなカメラワークでストレスを与えないようにするにはどうしたら良いか。
カメラワークを使わずに、映像のバリエーションをたくさん組合わせる
違う場所を写している映像、引きの映像、アップの映像と、それぞれは固定してシンプルに撮影された映像でも、丁寧に積み重ねて見せると、充分、退屈しない映像になります。
あえてスチールカメラで場面場面を切り取る感覚で、撮影する方が、「見やすくて楽しい動画」になります。
是非、参考にしてみてください。
その他、ご質問などあれば、遠慮なくご連絡ください。