怪物制作-02・本体1

2017年4月に予定している、「映画工房カルフのように」さんとのコラボ企画、「SFX特撮映画ワークショップ」のためのモンスター制作。(つづき)

マペットは手を入れて口を開閉をさせるミニチュアモデルです。

随分以前に、やはりモンスターのマペットを作りました。その時は、自転車のブレーキワイヤーを仕込んで顔の筋肉が動くような構造にしたり、デザインのバランスのみにこだわって作ってしまった結果、いざ、完成させてみると手を入れるべきスペースが窮屈で、様々な突起によって痛い思いをしながら撮影を行なうことになりました。

前回、「7日間でB級モンスター映画を作る」という企画のときに、試した方法を再び採用して、今回も手袋をベースにマペットを作っていくことにします。

手袋を芯にしてマペットを作っていけば、「完成したときに手が入らない」という事態は防げるからです。

写真は、前回作ったアゴの部分と、手袋の両方にボンドを塗って、貼り合わせる準備をしているところです。手袋は、マペットの口を開けたときに見えてしまうので、不自然にならないよう、一部に色を付けています。

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手袋とアゴを貼り合わせた後、軽量粘土を盛り付けていきます。この粘土は紙粘土や石粉粘土に比べて、極端に軽量になります。ただ、素材同士の食い付きが悪いので、水で薄めた水性のボンドを混ぜた状態で練りこみながら盛り付けました。

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胴体部分には、厚紙で作った輪を貼り付けます。手袋はそのままだと細くて手を入れにくいので、裂いて太くしています。

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部品の接着には、基本的にボンドを使いますが、グルーガンを使うと便利です。

グルーガンは、スティック状の素材を熱で溶かしながら、先端から搾り出す道具です。

乾燥が必要なボンドと違って、冷めた時点で接着完了ですし、様々な素材を接着できます。スティックは100円ショップでも安く手に入ります。

私はスイッチの付いていない、安いグルーガンを使っていて、電源のON OFFをいちいちコンセントを抜き差しすることで行なっていたのですが、ついでなので、今回の工作で使う前にスイッチを付ける改造をしました。

ホームセンターで買ってきたスイッチを、電源ケーブルの途中に接続するため、一旦、電源ケーブルを切断します。

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切断したケーブルのそれぞれの端を、スイッチ内部に取り付けてしまえば完成です。

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スイッチを付けたことで、かなり使い勝手はよくなりました。

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工作は続きます。

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