メイキングこそ映画の楽しみか?
映画館で映画を観る。
ビデオで映画を観る。
映画の楽しみ方は色々あります。
しかし、もう一つ、別の角度から映画を楽しむ方法があります。
それは、映画の構造を分析したり、実際に映画を作ってみたりすることです。
それは、蕎麦好きが高じて、自分で蕎麦打ちをするのに似ています。
必ずしも、市販の蕎麦のように綺麗には出来ないかもしれない。
無駄に手間も掛かる。
しかし、自分で打った蕎麦を食べるのは、何よりの贅沢な体験になります。
ほんの30分の短編映画。鑑賞するだけだと30分しか味わえません。
しかし、好きな短編映画を分析すると、数時間は楽しめます。
さらに、自分で短編映画を作ろうとすれば、少なくとも数日、数週間はタップリ楽しめるのです。
そして、蕎麦と違って、仲間に何度でも見せながら色々な鑑賞の仕方ができます。
一作目を作ると、満足感と同時に新たな課題が見つかります。
知識や増え、技術が向上すると、やりたいことも増えてきます。
二作目からは、作るたびに作品のレベルが上がってくることを実感できます。
映画作りは、他の趣味に比べても、特にお金が掛かるわけではありません。
絵を上手に描いたり、上手い文章の技術が必要なわけではないので、特に創作の趣味としては、敷居が低いと言ってもいいくらいです。
ただ、本屋に売っている「映画の作り方」の本は、安いビデオカメラやスマホで手軽に動画を撮影できないころに書かれた、プロの映像制作に準じて書かれています。ですから、基本的に「映画作りをなめるなよ?」というスタンスで書かれているんですね。そういう本を見ると、「生半可な準備では始められないな」と思ってしまうわけです。
趣味でスポーツを始めるときに、全員がプロ選手を目指す必要はありません。
「プロ選手を目指す」というのとは全く別の楽しみ方があってもいいのです。
新しい創作系の趣味を始める気があるのなら、映画作りをオススメします。
このサイト「MVG博物館」にも、多くの参考記事があります。是非、興味のわいたところからお読みください。
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