博物学の魅力
上野の国立科学博物館で開催された「大英博物館展」
評判には賛否両論あるようですが、私は、この展示会で「博物館らしい楽しさ」を再確認しました。
そもそも「博物学」というのは、「断捨離」とか「物を持たない生活」というような風潮の真逆の性質を持っています。
とにかく標本を集めて研究する、そして、それを捨てずに保管する、というのが基本です。
たとえ、スーパーカー消しゴムのような子供のおもちゃだったとしても、しっかりと記録をつけて保管していれば、立派な博物館学の研究対象になり得るのです。
見方を変えると、バカバカしいようなことを大真面目に続けていることが、なんとも愉快です。
私は元々、博物館が好きなので、自分の趣味の自主映画についても、博物館的に資料を展示しようと考えてこの「MVG博物館」というサイトを作りました。
サイトのリニューアルに伴って、博物館という体裁ではなくなってきているのですが、今回、大英博物館展を見たことで、やはり博物館的に資料を羅列する展示を増やしていこう、と思い立ち、「資料室」のページを「博物学的資料室」と変更して更新しました。
古い資料の整理を兼ねながら展示を増やしていきます。