カチンコの自作
以前にも依頼があった、カチンコの制作。
ちょうど、仕事で伝統工芸品の工房に出入りしていることもあって、木工をやりたくなっていたところでの作業。
まずは、同じものを量産する事を考えて、厚紙で型紙を制作。
いちいち定規を使って切断線を書き込む手間を省く目的だったが、実際に型紙を使ってみると、部品の精度も高くなることが判明。
型紙を使って部品を切断。
角材はパイン材。板は100均で購入したもの。
白と黒に塗り分けるため、まず、白を塗って、マスキングテープで保護した後、黒を塗る。
ペンキは水性。
マスキングテープをはがしたところ。
ヒンジ部のカバーは、PPPの板。
具体的には100均で購入したファイル。
これも型紙に合わせて切断し、折る。
組み立てをするための穴あけ。
目分量でドリルを使うと垂直の穴が開けられないため、簡易旋盤を作る。
組み立てた後、文字盤の部分にはホワイトボードシートを貼り、黒シールを切り抜いて貼り付ける。
完成したカチンコ。
前回の工作時は、小型の蝶番だけだった可動部分に、PPPのガイド板を付けたことで、角材のブレが少なくなった。
次回は更に工作性を良くして、コストの削減を目指す。