映画の制作期間を数分の一に出来ます。
これは新しい実写映画の作り方
正直、映画を作ったことがない人には、この手法の特殊性がわからないと思います。
ですから、ごく一般的な例を紹介します。
1本の映画の中には、色々なシーンがあります。
そのシーンは、それぞれ違う場所で行うので、偶然、それらの撮影場所が近い場合を除いて、1日でたくさんのシーンを撮影することは出来ません。
森のシーンを撮る日は、森のシーンの撮影で終わってしまうんです。
午後に森のシーンの撮影が終わったからといって、その後、海辺のシーンは撮影できないんです。
そんな具合で、一つ一つのシーンに時間を掛けて撮影するのが、映画の特徴です。
ですから、1日がかりで撮影したシーンというのは、編集すると、ほんの数分間の映像にしかならないわけです。
少し凝った映像の場合は、1日がかりの撮影でも、完成映像としては1分間に満たない事もあります。
この時間的コストが、趣味の自主映画制作の最大の課題でした。
デジタル合成が可能にした画期的手法
この従来のやり方に対して、特撮の技術を応用した新しい手法を、私は確立しました。
この手法を使うと、通常の数倍程度の撮影が行なえます。
特徴は、最も時間がかかる人物撮影をする前に、映画の編集をあらかた済ませてしまうことです。
「人物の撮影をする前に編集を済ませる」というイメージが湧かないと思うので、実際の映像をお見せします。
左が完成映像。右が人物の撮影前に先に編集した映像です。
簡単に手順を明かすと、絵コンテを元に、人物抜きで背景だけ先に撮影してしまい、人物は人形の映像で代用して合成編集を進めます。
その後、人形と同じ構図で「グリーンバック撮影」をした人物映像を、人形と差し替える訳です。
人物は、一箇所、それも室内でまとめて撮影するので、実際に撮影場所を移動しながら撮影するのに比べて、数倍の分量を一気に撮影できます。
これが、映画の撮影期間を数分の一に短縮する秘密です。
この手法はDIY映画倶楽部で共有しています。
DIY映画倶楽部のご案内
創作活動としての映画製作は最高に楽しいものです。
昔はネックだった撮影・編集環境も、現代では簡単に手に入ります。スマホをお持ちの時点で最低限の環境はすでに揃っているとも言えます。
- 趣味がない人。新しい趣味で楽しみたい人
- 自分の創作がしたい人
- 映像作品に出演して目立ちたい人、目立つ必要がある人
にとっては最適の趣味であることに間違いありません。
ただ、実際の映画製作には多くの工程があり、全てのノウハウを一人で身に付けて実践しようとすると大きな労力と長い時間が必要になります。
DIY映画倶楽部は入会費無料の映画作り同好会です。
広い意味でのストーリー映像を作るためのノウハウを共有し、必要であれば技術的な支援もしながら、あなたの創作活動をお手伝いします。
詳しくは以下の案内ページをご確認ください。