動く恐竜模型の作り方1・歩行器装着用マリオネット方式の四足歩行タイプ
古典恐竜映画の定番・歩くステゴサウルス
(下記は動画テロップからの書き出しを元にしています。内容は動画でお楽しみください)
今回紹介するのは特撮用の恐竜模型です。
恐竜模型を動かす手法はいくつかありますが、これはマリオネットのように外からの力で動く仕組みの模型です。
芯になる材料はスタイロフォームという建築用の資材です。
今回、関節部分をかなりラフに作っています。
骨組みのパーツを組み合わせて、しっかりと動くか先に確認します。
模型全体に布を被せて密着させながら縫い付けました。ここまでが下地です。
表皮も柔らかく仕上げる必要があります。
フォルモ粘土で作った鱗状の皮膚のモールドにシリコンを塗って、型を作りました。
シリコンの型に、アクリル樹脂を塗って皮膚の部品を作ります。ホームセンターで入手できるアクリル樹脂は充填剤です。
皮膚のパーツを恐竜模型の表面に貼り付けたほか、アクリル樹脂を直接表面に塗り付けたり、鱗の形に盛り付けたりして、皮膚の感じを整えています。
これはステゴサウルスという剣竜の一種で特徴的な背中の板などがあります。
部品を組み立てて水性のアクリル絵の具で塗装します。
4本足の動物は足運びが複雑です。マリオネット方式にしただけでは、一人で動かせません。
そこで、特殊な歩行器を設計し、制作したものを恐竜模型を取り付けます。
歩行器に取り付けることで、四足歩行動物の複雑な足運びは簡単に再現できます。
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