映像製作が新しい趣味に向いている理由

実は重要な「趣味を持つこと」

あなたは趣味をお持ちでしょうか?
がっつりと休暇を確保して旅行に行くのが趣味、という人もいるでしょう。
趣味と言うほどではないけど良く本を読む、という人もいるでしょう。
健康のためスポーツを趣味にしているかもしれません。

結論から言うと、趣味は持った方が良いです。
趣味が無いとまずいと言った方が良いかもしれません。

若いときは趣味の活動をする暇もなく仕事で忙しくしていることもあるでしょう。
それはそれで脳が充実感を感じているので問題ないように見えますが、趣味の無い人は意外と弱いというか脆いんです。

現役世代にとって、日常生活の大半は「仕事」です。
仕事中心に生活のスケジュールが組まれ、「仕事人」としてのキャラクターを長く演じることになります。
もちろん、自宅では仕事人を演じる必要は無いんですが、その時に「趣味人」として別のキャラクターになれるというのが大事です。
余暇をただ休養に当てるという事は、仕事人としての活動を維持するための一環、つまり、仕事の延長になりかねないんです。

「仕事で疲れてるんだから休まないと体がもたないよ」と思いますか?
確かに肉体労働で筋肉を酷使している仕事をされている人は休養が大事です。
でもあなたの疲れは筋肉の疲れですか?

私はサラリーマン時代、デスクワークでした。
朝から晩まで主にパソコンを使って図表を作成したり文章を書いたりする作業をしていました。
儲かっている業界ではなかったので、数をこなさなければならず、毎日ヘトヘトです。
でも、同じ作業をしている同僚の中には、週末にスポーツをしたり山に登ったりというように、かえって疲れるように思える趣味の人もいて、「良く体がもつなあ」と感心していたんですが、実は疲れの種類が全然違っているんですね。
デスクワークで疲れているのは目や首、肩や腰などで、むしろ休日に運動をすることでそれが解消するんです。

しかも、「趣味人」として全く別のキャラクターを持っている事で、仮に仕事で面白くない事が多くても「ま、自分には趣味人としての生活もあるから」ととても気楽になるんです。
私の場合は創作活動がこれでした。
別に大したレベルでなくてもいいんです。趣味人としての顔を持っているかどうかが大事なんです。

最近、身近で立て続けに恐ろしい話を聞きました。
定年退職して1年、2年しか経っていない人が、急に仕事から離れたことで痴呆症になってしまったという話です。
どうも共通しているのは、皆さん真面目で「趣味がない」ということです。

実際に忙しくて趣味がない人が「自分も何か始めた方が良いのかもしれない」と趣味探しをしている話を聞きます。
私などは元々多趣味な気質なので、「興味を持ったことをやれば?」と思うのですが、そういう人にとっては「何をしたらよいのか分からない」というのが切実な問題のようです。
あなた自身はどうですか?
また、あなたの周囲にそんな問題を抱えている人はいませんか?

映像製作:一人でも始められて仲間とも楽しめる珍しい創作

これはポジショントークになってしまいますが、趣味として「創作」は良いですよ、という話です。
もちろん、スポーツでもいいです。
ただ、私のように運動が苦手で体力もない場合、必ずしもスポーツが楽しめないんですね。
スポーツが得意な人のように爽快感や達成感を感じにくい。
それに対してインドア系・文化系の人は、創作が向いているかもしれません。

創作活動にもさまざまなものがあります。
ざっと挙げても、絵画系、文章系、工作系などが思いつきます。
それぞれに入門しやすい内容も用意されているでしょう。
そんな中でも私は「映像製作」が盲点になっていると思うのでお勧めしています。

映像製作という創作が他の創作と違うのは、「共同作業にも発展させられる」という点です。
普通は小説や絵画を複数人で手分けして作成したりはしませんよね?
それに対して、映像製作は一人でも出来るし、イベントとして仲間と一緒に一つの作品作りを楽しむことも出来るんです。
これは大きな特徴だと思います。

そして映像製作というと敷居が高いと勘違いされることが多いんですが、特にスマホが普及した現在、もしかしたら最も始めやすい趣味かもしれません。
いくつか特徴を挙げてみます。

【準備が不要】

趣味を始めるとなると、道具が必要になることがほとんどです。
画材や材料を揃えたり、作業場所を確保したり。
ところが映像製作を始めようと思ったら、まずはお手持ちのスマホだけで完結します。
大抵の人はスマホを通話やゲーム、動画視聴にしか使っていないかもしれませんが、かなり高性能のカメラと編集機でもあるんです。
編集は専用アプリを使いますが、無料でも使えます。

【達成感が分かりやすい】

創作の魅力は「こんなものを作りたいな」と頭の中に思い浮かべたものが、実際に目の前に現れることです。
この達成感を味わうと病みつきになります。
中でも映像製作は表現の種類が多様で、オリジナリティーが強く出る創作なので、「自分の作品を作った」という達成感を強く感じられます。
多くの創作のように「先生の作った見本に近いものが作れた」という達成感とはちょっと違う点です。

【承認欲求を得やすい】

とかく承認欲求はネガティブに語られることが多いですが、実際問題、私たちにとって承認欲求は無視できません。
「誰に認められなくても自分が満足すればいいじゃないか」と言われても、「誰かに褒められたい」という欲求は絶大なんです。
その点、映像製作は見せられる方も楽なので、気軽に具体的に褒めやすいんです。
「小説を書いたから読んでみて」と言われるより「映像を作ったから見て」と言われた方が反応を得やすいことは想像できると思います。

【奥が深い】

これはどの創作にも言えることではありますが、特に映像製作は技術的な要素が多いこともあって奥が深いと言えます。
一作ごとにご自身の作品がレベルアップしていくことを感じられるでしょう。
続ける趣味としては、この奥深さはとても魅力です。

単発映像から始めてストーリー映像へ

人によっては、映像製作の可能性を知って、いきなり本格長編映画に挑戦したくなるかもしれませんが、まずは慌てず、「こんな場面カッコいいだろうな」という単発映像から作ってみることをおススメします。
何を隠そう、私は映像製作を始めたとき、それまでろくに完成品が作れたことも無いのに2時間の長編映画に挑戦して苦労しました。
その時は余暇が多かった大学生時代であったことと、仲間に恵まれたことで完成させられましたが、社会人の皆さんは時間を有効に使うためにも、単発映像製作を楽しみながら技術レベルを上げていくことをおススメします。
映像の基礎技術が身に付いてからストーリーを持った映像作品に挑戦するのが近道だと思います。

そこまで行くと、「趣味が無くて毎日が退屈だ」ということには絶対になりません。
色々な企画を思いついてしまって、「どの企画に注力するか」という悩みも楽しめるはずです。
何よりも、「趣味人」としての一面を確立できることが客観的にあなたの人としての魅力を引き立たせ、日々の充実感を得られるに違いありません。

参考になれば幸いです。

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