2014年8月5日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 masuda 映画・小説評 ドグラ・マグラ(SF版) 夢野久作の遺作で、1935年に刊行さて以来、絶大な人気を保っている小説「ドグラ・マグラ」は夏休みの度に書店に平積みのコーナーできています。江戸川乱歩系の探偵小説の要素もあり、不思議な幻想小説の要素もある、いろんな意味で内 […]
2014年8月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月14日 masuda 映画・小説評 「大江戸恐龍伝」の紹介 体力作家・夢枕獏の傑作B級モンスター時代小説 夢枕獏の小説を最初に読んだのは「幻獣変化」でしょうか。 若いころの釈迦が異形の世界の中心にある、山のような巨木の上に実る、不老不死の実を探しに行って、途中にはさまざまな妖怪変 […]
2014年7月29日 / 最終更新日時 : 2024年9月10日 masuda 映画・小説評 特撮映画としての「永遠の0」 原作小説に感動して、映画を劇場で観て以来、ことあるごとに宣伝して来ました。 映画の内容については今さら解説するまでもありません。 原作の良さを生かしつつ、長編小説の映画化でありがちな、「ダイジェスト映像になってしまう」と […]
2014年7月17日 / 最終更新日時 : 2018年8月9日 masuda 映画・小説評 考えるな 感じろ(その2) 「燃えよドラゴン」は脚本も監督もアメリカ人です。色々とトラブルもあったようですが、香港での撮影も終了します。 ところが、リーたち、香港サイドは契約上、香港市場向けに限り、別バージョンの公開をする権利がありました。 そこで […]
2014年7月16日 / 最終更新日時 : 2014年7月16日 masuda 映画・小説評 考えるな 感じろ(その1) ブルース・リーの映画、燃えよドラゴンの中の有名な台詞です。この台詞だけ一人歩きしていて、「そうだよね、物事は理屈じゃないよね、感覚が大事だよね」ということで、「深く考えないのがいい」とブルース・リーが言っているように曲解 […]
2014年7月12日 / 最終更新日時 : 2025年4月26日 masuda 映画・小説評 吹き替え映画の魅力 嬉しいニュースがありました。「バックトゥーザフューチャー」の新しい日本語吹き替えを、宮川一朗太氏が担当するそうです。宮川氏とマイケルJフォックスの相性は抜群で、これまでも多くの吹き替えを担当しているのですが、何故かこの映 […]
2014年6月8日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 masuda 映画・小説評 テラノバと黒澤明 「テラノバ」はアメリカのテレビシリーズ。スピルバーグ印ながら予算オーバーが原因で打ち切りになった、いわくつきの作品。低価格のDVDセットが出ていたので購入して一通り観た。 ストーリーはタイムトンネル技術を確立した近未来、 […]
2014年5月29日 / 最終更新日時 : 2016年6月3日 masuda 映画・小説評 神去なあなあ日常 映画「WOOD JOB!」を観たあと、原作小説を読んでみた。 人物の設定については思いの外、映画用に変更されている訳ではなかった。映画同様、実に魅力的。 結局のところ、映画や小説の「面白さ」というのは人物の魅力をどれだけ […]
2014年5月26日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 masuda 映画・小説評 非特撮映画としての「WOOD JOB!」 矢口史靖監督の最新作「WOOD JOB!」を観てきた。 この人さえコンスタントに映画を撮り続けてくれたら、観客としては当分安心していられる、というくらいに安定感がある。 奇をてらったり、ヒネた面白さではなくて、「素直な面 […]