2015年5月31日 / 最終更新日時 : 2016年6月3日 masuda 映画・小説評 円谷英二の大切な価値観 円谷映画の魅力はミニチュアの精巧さです。 ミニチュア撮影は古い特撮のイメージがありますが、デジタル合成が発達した今こそ、再評価して採用すべきだと思います。 3DCGを使えば、カメラもなしに映画が作れる時代です。でも、作業 […]
2015年1月17日 / 最終更新日時 : 2024年9月10日 masuda 映画・小説評 演技が上手い下手について考える 演技が下手な俳優ランキングが記事になっていました。 記事を面白がる分には何ら問題も無いのですが、そもそも疑問があります。 「演技が上手い」とはどういうことでしょうか? これは「歌が上手い」という定義にも通じるものがありま […]
2014年11月27日 / 最終更新日時 : 2024年9月12日 masuda 映画・小説評 山田洋次監督作品「男はつらいよ」の魅力 先日、「寅さん記念館」に行ってきました。映画「男はつらいよ」の舞台、東京葛飾柴又にあります。 以前、大船松竹に映画テーマパークがあった頃、セットを見ましたが、あれは映画に使った実物ではなく、同じように再現したものでした。 […]
2014年8月5日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 masuda 映画・小説評 ドグラ・マグラ(SF版) 夢野久作の遺作で、1935年に刊行さて以来、絶大な人気を保っている小説「ドグラ・マグラ」は夏休みの度に書店に平積みのコーナーできています。江戸川乱歩系の探偵小説の要素もあり、不思議な幻想小説の要素もある、いろんな意味で内 […]
2014年8月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月14日 masuda 映画・小説評 「大江戸恐龍伝」の紹介 体力作家・夢枕獏の傑作B級モンスター時代小説 夢枕獏の小説を最初に読んだのは「幻獣変化」でしょうか。 若いころの釈迦が異形の世界の中心にある、山のような巨木の上に実る、不老不死の実を探しに行って、途中にはさまざまな妖怪変 […]
2014年7月29日 / 最終更新日時 : 2024年9月10日 masuda 映画・小説評 特撮映画としての「永遠の0」 原作小説に感動して、映画を劇場で観て以来、ことあるごとに宣伝して来ました。 映画の内容については今さら解説するまでもありません。 原作の良さを生かしつつ、長編小説の映画化でありがちな、「ダイジェスト映像になってしまう」と […]
2014年7月17日 / 最終更新日時 : 2018年8月9日 masuda 映画・小説評 考えるな 感じろ(その2) 「燃えよドラゴン」は脚本も監督もアメリカ人です。色々とトラブルもあったようですが、香港での撮影も終了します。 ところが、リーたち、香港サイドは契約上、香港市場向けに限り、別バージョンの公開をする権利がありました。 そこで […]
2014年7月16日 / 最終更新日時 : 2014年7月16日 masuda 映画・小説評 考えるな 感じろ(その1) ブルース・リーの映画、燃えよドラゴンの中の有名な台詞です。この台詞だけ一人歩きしていて、「そうだよね、物事は理屈じゃないよね、感覚が大事だよね」ということで、「深く考えないのがいい」とブルース・リーが言っているように曲解 […]
2014年6月8日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 masuda 映画・小説評 テラノバと黒澤明 「テラノバ」はアメリカのテレビシリーズ。スピルバーグ印ながら予算オーバーが原因で打ち切りになった、いわくつきの作品。低価格のDVDセットが出ていたので購入して一通り観た。 ストーリーはタイムトンネル技術を確立した近未来、 […]
2014年5月29日 / 最終更新日時 : 2016年6月3日 masuda 映画・小説評 神去なあなあ日常 映画「WOOD JOB!」を観たあと、原作小説を読んでみた。 人物の設定については思いの外、映画用に変更されている訳ではなかった。映画同様、実に魅力的。 結局のところ、映画や小説の「面白さ」というのは人物の魅力をどれだけ […]