水曜スペシャル・The Movie「水晶髑髏伝説」

1990年制作 MVG第1回作品 75分

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アメリカ映画の「トワイライトゾーン・The Movie」のように、人気テレビ番組の映画版という感じで、スケールアップした川口浩探検隊を描こうと作りました。

川口浩を題材にすると、笑いに走るのが一般的ですが、この作品では、笑いの要素は一切入れていません。

本気で「和製インディジョーンズ」「和製シンドバッド7回目の航海」をイメージしていました。

後に「インディジョーンズ クリスタルスカルの王国」という映画が公開され、「スピルバーグにパクられてるぞ」とからかわれたものです。

 

この作品自体は公開することを想定していなかったため、本家の探検シリーズに使っていたBGMを長年かけて集めたものを使ったりしています。

そのため、残念ながら権利の問題で公開できません。

出演者は全て、中学、高校、大学時代の直接の友人たちです。最も愛着のある作品です。

 

ストーリー)

国際探検協会の川口浩は、アフリカ帰りの大学教授につきまとっていた。

教授はアフリカで新たな発見をしたらしいのだが、常識に反した発見を発表すると、学会からの反発を招いて立場が悪くなる事を恐れ、自らの発見を隠そうとしていたのだ。

たとえ常識外れでも、事実は公表すべきと迫る川口は、同僚の矢追に手を引くように忠告されるが無視してさらに追求を続ける。

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教授の自宅にまで直談判をしにいく川口は、教授に指示され、待ち伏せていた学生たちに襲撃され、痛めつけられた上、これ以上の追及をやめるように命令される。川口はその暴力沙汰を理由に謹慎処分になってしまう。

suisyou_0679suisyou_0749そんな謹慎中の川口に、非公式の探検を依頼してくる女がいた。

磯野洋子と名乗る女は、考古学者だった亡き父の遺志を継いで、アフリカ奥地の幻の遺跡を探してほしいという。

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遺跡の存在について半信半疑な川口だったが、証言をの信憑性を証明する水晶ドクロを託された川口は、自らのチーム・ウェンズデイ(通称・水曜スペシャル)のメンバーとともに、非公式の探検に出発する。

suisyou_0968suisyou_0982空路、水路を経て中央アフリカの奥地を進む一行。

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ジャングルの中でたどり着いた村で情報集めをする。村の長老は遺跡の伝説を知っており、その地を恐れていることがわかる。

suisyou_1369suisyou_1615suisyou_1636その夜、トラブルが起きる。

依頼人の要請で探検に参加したトレジャーハンターの二人が、村にあった財宝を盗みだそうとしたのだ。

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それをとがめる川口は、トレジャーハンター達から「探検隊のリーダーとして自分たちを統率したければ、力を示せ」と挑戦される。

森の中で、トレジャーハンターのリーダーと格闘術を競い合い、相手を打ち負かす川口。

suisyou_2233suisyou_2365suisyou_2308suisyou_2362suisyou_2347翌朝、改めてジャングルの進行を続ける一行は遺跡へ通じるという洞窟を見つけ、奥へと進む。

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洞窟内の池には凶暴な両生類が潜み、またさらに奥へ進むと、巨大なコウモリに似た古代の翼手竜の群れに襲われる。

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犠牲を払いながらも洞窟を抜けた探検隊一行は、謎の遺跡・マランバに到着する。

suisyou_3010suisyou_3014suisyou_3045遺跡内部には神殿があり、恐竜じみた生物の化石が祀られていた。

これが遺跡に伝わる怪物の伝説の元になったと思われた。

さらに祭壇には何かの装置らしきものが残っていた。

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装置の金属部分が酸によって腐食していることから、装置が古代の電池であると直感した川口は、装置に再び酸を注ぎ、この遺跡で発見されたとされる水晶ドクロを装置にセットする。

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すると、酸と金属で発生した電気が水晶と反応して発光と振動を始め、遺跡全体と共鳴し始める。

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水晶ドクロは遺跡の内部へ通じる秘密の扉のカギだったのだ。

ドクロと共鳴した石の扉は超文明の技術によって開き、奥への通路が口を開ける。

suisyou_3496導かれるまま奥へ進む川口たちは、大きな石棺がある奥の部屋で行き止まる。

棺の中に超文明の財宝があると確信したトレジャーハンターは棺の蓋を開ける。

しかし、その中には更に地下へと通じる通路が続いているだけだった。

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トレジャーハンターは通路に入っていこうとするが、川口は、遺跡にまつわる不吉な伝説を思い出す。

伝説は、遺跡に邪悪な者が封じ込められている、という内容だった。

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遺跡の奥へと進んだトレジャーハンターと川口は、そこに閉じ込められている怪物を目の当たりにする。

トレジャーハンターは怪物に殺され、川口も遺跡の神殿まで逃げ戻る。

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やがて怪物は開いている扉の前まで出てくる。

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川口は装置の振動を止めて扉を閉めるため、水晶ドクロを壁に叩き付け、粉々に割ってしまう。

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すると遺跡の装置が共鳴を止め、再び封印の扉が重く閉ざされる。

中からは怪物の叫び声が響く。

suisyou_3942suisyou_3943suisyou_3946suisyou_3960suisyou_3982探検を終えた川口一行は、帰国の途に着く。

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帰国後、更なる謹慎処分を言い渡されるが、川口は探検の依頼人にそっと遺跡の実在を示す証拠書類を手渡し、探検を完了する。suisyou_4118suisyou_4115

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この作品は「川口浩探検シリーズ」の完全オマージュ版として制作されたため、BGMはほぼ、オリジナル版と同じ楽曲を個人的に収集して使用しています。そのため本編映像の公開や販売は行えません。今回は本編の画像のみ使用して内容をご紹介しました。