空中散歩映像実験中

空を飛ぶ夢というのが、夢判断的にどういう意味を持つのか知りませんが、空を飛ぶ映像は単純に気持ちがいいものです。特に私は、それほど高くない高さをフワフワ飛んでいる映像が好きです。最近はカメラ搭載の小型ラジコンが驚異的な性能に進化していて、正に飛んでいる映像を撮影できるようになっています。

そこまで設備投資をする気はないのですが、手持ちのウェアラブルカメラ(パソコンマウスくらいの大きさです)を活用して、疑似空中撮影映像が作れないものかと、実験してみました。

装置は、古くなって捨てる予定だった釣竿の先に、ウェアラブルカメラを取り付けて、一応、事故で外れても落ちないように命綱を付けた、という簡単なものです。

最初は少しでも高さを稼ごうということで、竿の先端にカメラを付けました。ご存じの通り、釣竿というのはしなるものです。撮影中もグラグラとしなっていましたが、映像編集ソフトの手振れ補正機能の実験も兼ねてみようということで、あえてそのまま撮影しました。

結果は、ブレがひどすぎて補正できず、とても見られるものではありませんでした。

次に二日後、釣竿の先端部分を棄てて、ブレを抑えた状態で撮影してみました。かなりブレは軽減しましたが、反省点として、レンズの広角設定があります。通常、ブレを軽くするためには広角にしますが、視野を広くしすぎると画面が大きく歪みます。その歪みがひどい画面の端の方はブレを通り越して映像が変形しているので、手振れ補正が効かないのです。これは次回、ズーム設定を調節してみます。

もうひとつの反省点は、そもそも視点が高くなれば飛んでいるように見える、というわけではないということです。下に人が映ったりすれば高さを感じられるのですが、原っぱや森のなかの映像を見ると、スケール感が分からないので、単にカメラをもって歩きながら撮っているように見えるのです。ススキの群生の上、3メートルくらいのところから撮影していても、それが足元に生えている草に見えてしまうのです。改善方法としては、撮影中にカメラの高さを高くしたり低くしたりと変化させる事でしょうか。

他にもいくつか気付いた点があるので、次回の撮影映像はそのまま公開できるようにしようと思います。

何事も、やってみると思い通りには行かず、その改善の工夫が面白いものです。

空中散歩映像実験中” に対して1件のコメントがあります。

  1. おやびん より:

    背中にでっかいプロペラをしょって、パラグライダーで飛んだ映像を撮るプロカメラマンがいますが、その映像の高度が自分にとって、気持ちのいい高さです。

    高さを感じさせるのに、色々な要素があるんだと勉強になりました。

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