やる気が湧かない時は、呼び水になることをしよう

この年末年始は、曜日の配列もあって、結構まとまった休暇となりました。いわゆる「まとまった時間がある状態」です。
結果からいうと、近年でもまれにみるほど、なにもしない連休でした。
今回はあえて、やる気が出ないまま過ごしたら、そのうち自然とやる気は出てくるのか、を実験するような感覚で過ごしてみたのですが、結局、読書すらせず、動画をみたり、ネットサーフィンしたりと、記憶にすら残らない行動しかしませんでした。
つくづく、「時間がないからできない」のではないなあ、と痛感します。

以前に何かで読んだのですが、文章をスラスラ書く秘訣は、まずスラスラ書く事、だそうです。
これはトンチでも、馬鹿馬鹿しいギャグでもなくて、やってみると実際に機能するしくみです。
「スラスラ書けないから、机の前で悩んでるんだ」と思いがちですが、実は「スラスラ書けない」のではなく、「格好のいい文章がスラスラ書けない」という状況なのです。書けない状況を打破するためには、とりあえず、格好悪くても意味不明なことでもいいので、形だけでも「スラスラ書いて」みると、それが呼び水となって、実際に実のある文章も書けるのです。
これは、時々試していることで、いつも効果があるので、恐らく、人の脳の仕組みに合致しているのでしょう。

それから、例えば書くことに関しては、書いたことで逆に、更に書けること、書きたいことが増える、という現象もおきます。

小さな行動でもすぐに起こしてみる人と、どうせやるなら少しでもレベルの高いことをやろう、と思って、なかなか行動に移さない人の差、というのは、こうしてどんどん開いていくのだろうなあ、と思います。

今年は色々なやりたいことがあるので、やる気が出ない時は、意識して、呼び水になる小さなことをやろうと思います。

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