YAMATO映画祭で準グランプリ受賞!

第9回ショートフィルムコンテスト

2019.3.3 神奈川県・大和市文化創造拠点シリウスで行われた「YAMATO FILM FESTIVAL 2019 ショートフィルムコンテスト」に出品していた、「精霊と河童の森」が準グランプリを獲得しました。

そもそも、このコンテストに出品したきっかけは、2018年末からスタートしている「映像制作講座」です。
arasuji.comの今井昭彦さんと共催の創作講座です。

今井さんが普段、プロ・アマ作家向けに伝授している、「ストーリー作りの秘訣」と、私、升田が普段活用している、「トリック合成の技術」を使って、「超低予算、超時短、たった一人でも映画が作れます」という内容の、画期的な映像制作講座です。

とは言っても、

  • 映像作品を本当に作れるのか?
  • どの程度のものが作れるのか?

という疑問は当然生じます。
そこで、

  • このメソッドによって短期間で映画が作れること
  • ある程度のクオリティーの作品が作れること

を証明するために、ちょうど締切が3週間後に迫っていた、「YAMATO映画祭・第9回ショートフィルムコンテスト」に出品しよう、ということになったわけです。

出品作品は、

  • 大和市の映像を使っていること
  • 制限時間は10分以内

という事だったので、急いでロケハンを行ない、今井さんと車中で構想を練りました。

後日、作成した脚本・ラフな絵コンテを元に、撮影を開始。

ここからが、「映像制作講座」で紹介している、独特な手法(スーパープリヴィズ方式)の実践になります。

まず、私が一人で絵コンテを片手に、全ての場面の「背景」だけを撮影します。

スーパープリヴィズ方式では、出演者は、後からグリーンバック撮影と呼ばれる手法で撮影して、背景と合成するからです。

単独行動なので、頑張ればほぼ1日で背景撮影は終了します。

 

そして「出演者無しで」、編集を開始します。

出演者は、ミニチュアの人形を使って、仮の合成映像にしておきます。

この作業によって、映像の流れや構図などをチェックしておくことで、出演者の撮影をするときに、余計な手間を省き、「撮影漏れ」も防ぐのが狙いです。

そして、半日だけ時間を作ってもらって、知り合いのデザイナー・渡部美和さん(https://sabi-iro-design.com/)の撮影。

3時間で設置~撮影~撤収を済ませました。

その日のうちに、編集作業で、人形部分を出演者・渡部さんの映像に差し替え。これでほぼ作品は形になりました。

その後、微調整やBGMの追加などを経て、締切の3日前くらいに、無事、応募を完了したのが、今回、準グランプリを受賞した「精霊と河童の森」です。

6分程度の作品ですので、よろしければご覧ください(音が出ます)。

これを観ていただければ、「趣味レベルでも映画は作れるんだ」と実感していただけると思います。

特に「スーパープリヴィズ方式」を採用すれば、撮影期間は数分の一に短縮でき、スタッフ・出演者の負担軽減が実現できる上、当初のイメージを再現しやすくなります。

興味が湧いた方は、映像制作講座のページを覗いてみてください。

「映像制作講座」のご案内

YAMATO映画祭で準グランプリ受賞!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 吉田 良久 より:

    お祝いだ!お祝い!お祝いやろ!

  2. 荒澤 純一 より:

    お久しぶりです。荒澤です。
    河童と精霊の森 準グランプリおめでとうございます!
    シンプルなストーリーで分かりやすく、面白かったです。合成映像も低予算であることを承知で見ているのですが、センスが良いせいか、自然に引き込まれました。短い時間の中で、少ないセリフと主人公のナレーションだけで、よくあれだけちゃんと、ストーリーや状況を分からせてくれてものです。最後は日常に戻って、主人公の意識も変わり、ストーリーも完結してくれていて、見終わったあとも気持ちが良かったです。次回作を期待しています。それでは。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です